「これぞ日本版スイスポKATANAエディション!」ディーラーチューンの頂点を目指すZC33S

スズキを象徴する名単車”カタナ”のイメージを注入!

スズキワークス久留米渾身のコンセプトマシン

カーディーラーという概念に捉われない、アグレッシブなスイフトチューンを展開するスズキワークス久留米(以下、SWK)が、スズキファンのマインドを刺激するコンセプトモデルを完成させた。

これまで同社のデモカーのボディカラーはイエローやレッドなど、第一印象で鮮烈なインパクトを放つカラーが採用されていた。しかし、今作はスズキの欧州部門がオランダで2019年に限定販売したスイフトスポーツカタナを強く意識、精悍なブラックをベースにSWK版のKATANA仕様を表現してみせたのだ。

ラッピングもカタナ=日本刀、忍者といった和の世界観を意識したもので、ブラッシュ調のダイナミックなデザインの中に隠し絵のように文字やパターンが散りばめられている。

実のところ、SWKの松尾代表はモチーフとなった2輪のKATANAを以前から所有しており、海外の動きを見て「自分なりのKATANA仕様を作りたい」と考えていたそう。その想いがついに結実したというわけだ。細部を見ていく。

フロントはスポーツグリルとエアスクープで精悍な顔つきと機能性を演出。冷却性能アップだけでなくイメージチェンジにも効果絶大だ。

ウイングは大ヒットアイテムのSWK-WRウイングを装備。このカーボンタイプはKATANA用に製作されたプロトモデルとなる。

チタン調に仕立てられたインテリトリムは残念ながら試作品。カーボンともメッキとも異なる、ありそうで無かった仕様だけに、製品化が実現すれば間違いなく反響があるはずだ。

ホイールはグラムライツ57エクストリームのレブリミットエディションをチョイス。足回りはリヤ側がリザーブタンク付きとなったSWKプレミアムオーリンズ車高調で強化されている。

旋回性能を司るLSDは、強度と精度を徹底的に追求したSWKプレミアムをインストール。独自の構造によりイニシャルトルクを抑えつつ、高いトラクション性能を引き出す必殺武器だ。モータスポーツシーンでも輝かしい成果を挙げている。

残念なことに、SWK版のKATANA仕様はあくまで技術的なコンセプトモデルという位置付けであり、量販は想定していないとのこと。しかし、これだけ攻めに徹したアプローチを同社代表が率先して具現化させる姿勢は、まさに賞賛に値するもの。SWKの今後の活動にも大いに期待が持てそうだ。

●取材協力:スズキワークス久留米 福岡県久留米市荒木町荒木486-4 TEL:0942-26-8445

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【関連リンク】
スズキワークス久留米
http://www.suzukiarena.jp

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