「ストリートゼロヨン最速DR30再生計画」コクピットも現代的にモディファイ!【連載6回目】

インテリアメイクの方向性が決定。足回りはあと一息で完成だ!!

思いつきで決まった!? メインメーターに注目!

エンジンや駆動系など、メカ系にこそチューニングの真髄&醍醐味はある! と思う連載担当からすると、正直、内外装というのはあんまり興味をそそられなかったりする。

が、今回は違った。ガレージ八幡の森田代表が“予想外の飛び道具”を用意してたからだ。それはメインメーター。水平指針のスピード&タコメーターに代えて9インチモニターを埋め込み、HKS CAMP2を接続。クルマに関する全ての情報をそこに表示させるのだ。

例えばCAMP2を使うにも、オンダッシュモニターだと不格好でインテリアの雰囲気が台無し。かといって追加メーターを並べるのは連載担当的にはOKでも、新鮮味が全くない…という思いがあった。

しかし、そんな問題を一気に解消してくれるこの方法ならば、80年代の日産車のトレードマークにして、その世代の日産好きには絶対に外せない(!?)絶壁インパネを残しつつ、最新パーツを違和感なくインストールできる。

このダッシュボードは好き嫌いがはっきり分かれるデザイン(恐らく嫌い派が多数…)だが、これが無くなったらある意味、DR30を否定することにもなりかねないため、大幅な加工や不恰好な後付けモニターの設置などが行われなくて心底良かったと思う。

ちなみに、これが森田代表に閃めきを与えた、足グルマのbBに装着されるバイザーモニター。それを分解してモニター部をメーターパネルにインストールし、左に見える入力切り替えスイッチも併せて移設されることになった。

前後シートが取り外された室内。内装剥ぎ取りといったあからさまな軽量化は行わず、アンダーコートやフロアカーペットなども残される。

また、劣化したインテリアは機能性と見た目のアップを狙って、運転席にブリッドのジータIIIを、助手席にはディーゴをセット。さらに、リヤシートやドアトリムの表皮まで張り替えてフルブリッド仕様を目指す。

表皮が張り替えられるのはリヤシートとドアトリム、リアパーセルボード。「普通パーセルボードまではやらないんですが、今回は連載企画もあるのでウチも頑張っちゃいますよ!」とブリッド 笹尾さん。

一方、完成度80パーセントの足回りは車高調ユニットの加工に突入。ボディはDR30、フロント&リヤサスはRPS13、リヤナックルはBCNR33なので、各部の整合性を取る必要があるのだ。

装着される車高調は、かつてBNR32ドラッグ仕様で使ってたエンドレス製。フロントは伸びやすく、リヤは縮みやすいようにセッティングされた特注品だ。森田代表いわく、「セッティングは当時のまま。とりあえず装着して、走りながらベストな仕様を探ってくよ」とのことだ。

DR30はリヤアッパーマウントが3本のボルトで固定されているが、S13は2本。そこでボディ側に穴を開け直すことで対応している。

ボディに先立ってオールペンされたエンジンルーム。S14用ブレーキマスター&クラッチマスターシリンダーも装着されて、いつでもエンジンを搭載できる状態だ。また、森田代表には「エアコンレスでも構わんけど…」とのことだったが、今時のストリート仕様らしく完備することに決定!

TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
●取材協力:ガレージ八幡 愛知県半田市上浜町10-20 TEL:0569-26-1660

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