「8年以上トラブルフリーのヴェロッサ改ドリフト仕様!」400馬力を使い切るトータルチューン

ボディの重さは低回転から効くターボパワーでカバー

走行性能と耐久性を高次元で両立したヴェロッサ改

ドリフトをメインに、個性的なクルマ作りに定評のある“フルスペックカーメイク・サム”。走行会を定期的に開催するなど、ユーザー目線に立った遊びのフィールド作りにも積極的なショップだ。

そんな同社が手掛けたこのヴェロッサは、ドリフト仕様ながらドレスアップカーばりのスタイルを備える1台。

エンジン内部には手を加えず、ラスティーのEXマニを介してGT2835プロタービンを装着。JZX100用のF-CON Vプロで制御を行い、安全マージンを確保した400ps仕様を実現している。

なお、フルパワー時に計測限界を突破してしまうエアフロはキャンセルし、Dジェトロ化している点も注目だ。

カーメイクサムの今村代表によると「タービンを交換したことで、ローブーストでも十分ドリフトできるトルクが出ています。そのことでエンジンへのダメージも抑えられ、8年以上ドリフト走行会や大会に参加していますが、エンジンは基本的なメンテナンスのみで絶好調を維持しています」とのこと。

アルミプーリーを使って、ウォーターポンプの回転数を落とすことはキャビテーション防止、すなわちオーバーヒート防止に繋がる。もちろん、オルタネーターの寿命も伸ばすことが可能なため、トラブル防止に有効なモディファイだ。

サスペンションはGPスポーツのGマスター車高調でセットアップ。ドリフト仕様のため、切れ角アップナックルを投入し、クスコやイケヤフォーミュラの調整式アームやオリジナルのロールセンターアダプターなど、細部まで手が入れられている。

ブレーキは、1500kgという車重をしっかりとコントロールするべく、フロントにはレクサスGS用のモノブロックキャリパーを流用。ドリフト仕様ということで、リヤはパッド交換で効きを調整している。

ノーマルではボディが柔らかく動きがルーズということで、室内にはJZX110マークII用4点式ロールバーを加工装着。さらに、クスコの汎用補強バーを前方に伸ばすことで、ボディ剛性を引き上げている。

エアロパーツは、ヴェルテックス製をベースに他ブランドのセルシオ用やクラウン用などを融合して製作したワンオフ加工品。独特のツートンカラーも迫力満点だ。

この他、あらゆるパートにカーメイクサム独自のチューンが施されたヴェロッサ、ドリフト好きの1JZ使い達に指針を示すようなスペックと言える。

●取材協力:フルスペックカーメイクサム 大分県日田市北友田大宮町1212-1 TEL:0973-23-1774

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