「ER34にR35GT-Rの『GR6』ミッションをドッキング!?」GT-R仕様を超える最先端メイキングが完成間近!

完成後はコンプリートメニューとして提供予定

トランスアクスル化でR34を覚醒させる!

パワーチューニングにかけては無類の強さを誇る三重県の“クルウチ”。そんな名門チューナーが、現在開発を進めているのがER34スカイラインにR35GT-RのGR6ミッション搭載する驚異のコンプリートメニューだ。

R35GT-Rの駆動系はトランスアクスル(ミッションとデフを一体化したシステム)を採用している。これを制御ごとR34のボディに移植することで、クラッチ要らずの電撃シフトと理想的な前後重量バランスを手に入れようというわけだ。

現在はトランスアクスル化の準備を進めている段階だが、サスペンションメンバー等はR35GT-R用をごっそりと移植する予定。完全公認のストリートスペックを目指しているため、ボディの加工方法やディティールの処理はかなり気を配っているとのこと。

完全なるR35GT-R化を目指しているわけではないため、室内のダッシュボードやメーター類はR34をキープ。

東京オートサロン2023のクルウチブースに展示されていたカットフレームは、単なるディスプレイではなく、R34にGR6を搭載するための治具としての役割も持つ。

なお、GR6ミッションをトラブルフリーで動かすためには、R35GT-Rの制御システムでコントロールする必要がある。この辺りの移植作業とセットアップは、ECUチューンの名門“ネココーポレーション”の力を借りながら取り組んでいくことになる。

搭載エンジンはRB25DETベースのフルチューン仕様を予定。83mmストロークのRD28用クランクシャフトを軸に排気量を高め、RB26DETTとは異なる高トルクなパワーユニットに仕上げていくようだ。

「“RBエンジンをシームレスなGR6ミッションで操れたら楽しいだろうなぁ”と思って開発をスタートしました。最終的には、コンプリートメニューとしてエンドユーザーに提供できる形を目指しているのでご期待ください!」とは久留内代表。

お披露目は東京オートサロン2024を予定しているそうだから、ぜひ会場で完成体を目にしていただきたい。

●取材協力:クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 TEL:0596-53-0070

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