「これが現代版ボーイズレーサーの姿だ!」HA36Sアルトワークスの真価を引き出すHKSのパーツ展開に迫る

公開日 : 2021/07/14 06:30 最終更新日 : 2021/07/14 06:30

全域レスポンス型の116馬力が面白い!

 

ポン付けターボキットで扱いやすいビッグパワーを実現

 

HA36S型のアルトワークスといえば、その素性の良さゆえに2015年の発売当初から様々なメーカー&ショップが手掛けてきたチューンドベース。すでに発売から7年目に突入したこともあってパーツ類は豊富に出揃い、チューニングメニューは多岐に渡る。その中でも見逃せないのが、HKSが提案するポン付けターボキットだ。

 

 

開発がスタートしたのは2019年のこと。2年ほどの歳月をかけて製品化にこぎつけのがこのGT2912_bタービンキット(25万3000円)だ。100ps〜120psをターゲットに設定しており、純正品と比べてコンプレッサーハウジングおよびコンプレッサーハウジングを大型化して風量を高めている。

 

 

タービンハウジングは出口径を5mm拡大することで排圧低減を図る一方、タービンホイールの翼枚数を増やして低回転域でのレスポンス低下を回避。また、強化アクチュエーターを標準装備することで、1.4キロというハイブーストにも対応している。

 

 

デモカーはエンジン本体ノーマルのまま、スーパーパワーフローや試作フロントパイプ、試作インタークーラーなどを組み込みつつGT2912_bタービンをセット。ブースト1.4キロで116ps&16.8kgmを発生させる。

 

 

セッティングはフラッシュエディターにて行われており、ブーストのみEVC7で設定。116psという大パワーを発揮しながらも、ピークトルク発生回転は3700rpm。低速からキッチリと立ち上がることで、乗りやすさも両立させているのだ。

 

 

排気系はフルチューンといえる内容。試作のメタルキャタライザーと、第2触媒レス仕様となっている試作の50φフロントパイプに、スーパーターボマフラーという組み合わせだ。

 

 

 

足回りは最新のハイパーマックスS(FR3.0kg/mm)を装着。この車高調は、独自のデュアルプリロードバルブシステムを軸に、究極の乗り心地とハンドリング性能を追求したモデルだ。

 

 

ホイール&タイヤは、前後ともアドバンレーシングRZⅡ(FR5.5J+45)に、165/55R15のアドバンネオバの組み合わせ。通常なら申し分ないチョイスと言えるものの、約700kgの軽量ボディに116psという大パワーが盛り込まれたため、グリップ力はまだまだ不足気味なのだとか。

 

 

筑波サーキットでこのチューンドを走らせたレーシングドライバーの木下みつひろ選手は「超パワフル! ネオバでもグリップが足りなく感じるし、機械式LSDも入れないと加速が楽しめないくらいで、とにかく速い! 高回転域もさることながら、中間のピックアップの良さはスイフトスポーツ並みだから、駆動系に手を入れれば化けるだろうね」と大絶賛。

 

 

続けて「5速で筑波の最終コーナーを回っても踏めば加速してくれるし、通常は3速の1コーナーも4速でイケる。低回転のツキも良いから扱いやすい。サスペンションは、フロントのバンプ動き始めを少し調整したいけど、減衰力をイジれば十分対応できそう」と語ってくれた。

 

 

アルトワークスで100ps弱を狙うキットは数多く存在するが、今回紹介したHKSのデモカーはさらにその上を狙うオーナーへの提案という位置付け。軽量コンパクトなボディに刺激的な走りを詰め込んだ“ボーイズレーサー”的仕上がりを、令和の時代でも楽しめる貴重な製品と言えるだろう。

 

●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

 

【関連リンク】

エッチ・ケー・エス

https://www.hks-power.co.jp

HKS GATE ONLINE STORE

https://hks.official.ec/