「ワンオーナーのFC3Sは貴重すぎる!」13B-REW搭載で485馬力を発揮する快速ストリート仕様【幻の東京オートサロン2021】

公開日 : 2021/02/21 06:30 最終更新日 : 2021/02/21 22:25


エンジンルームの美しさは驚異的!

 

純正ルックに拘るオーナーの要望をRSパンテーラが具現化

 
純正+アルファの上品なテイストで仕上げられたこのFC3Sは、新車からコツコツと仕上げられたワンオーナーカーだ。若い頃から月イチ程度でサーキット走行を楽しみつつ、数年前までは日々の通勤にも使っていたというオーナーの拘りは凄まじく、まさしく“羊の皮を被った狼”を体現したもの。静岡県富士宮市に店舗を構える“RSパンテーラ”が、妥協なく手がけた究極のストリートスペックだ。

 

RSパンテーラ FC3S

 

「エアロは派手なのにしちゃうとストリートカーとしては不便。やりすぎないようにするのがオーナーの要望でした」とはRSパンテーラ佐藤代表。RE雨宮製のエアロパーツを中心に、純正のフォルムを崩さないパーツチョイスがなされている。

 

RSパンテーラ FC3S

 

エンジンはブーストを上げずとも楽にパワーが出しやすいという理由から、FD3S型RX-7に搭載されている13B-REWにスイッチ。また、これに合わせてパワステやエアコンもFD3S純正を流用している。

 

RSパンテーラ FC3S

 

組み合わせるタービンはHKSのTO4R。普段はブーストを下げて400ps程度に抑えているが、最大ブースト設定の1.35キロ時には485psを発揮する。また、耐久性を重視してHKSの鋳造EXマニを加工装着しているのも特徴だ。

 

RSパンテーラ FC3S

 

冷却効率を向上させるため、インタークーラーとラジエターはVマウント化。それに合わせてERC製ボンネットもダクト部分を加工し、ヒートエアが効率良く排出できるようリメイクしている。

 

RSパンテーラ FC3S

 

ワンオフのエキゾーストマフラーは、排気効率だけでなく街乗りでの快適性も重視したサイレント仕様となる。テールエンドにはカーボンカバーを装着し、視覚的にパフォーマンス感溢れる仕上げとしているのも特徴的だ。

 

RSパンテーラ FC3S

RSパンテーラ FC3S

 

フェンダーは前後とも純正を12〜13mmほど叩き出して、FD3Sサイズのタイヤ&ホイールを飲み込めるように加工。ホイールはエンケイのRPF1、タイヤはダンロップのディレッツァZⅢ(235/45-17)をセットする。ブレーキはフロントがRSパンテーラオリジナルのブレンボキャリパーキットを組んでローター径を330mmに、リヤもFD3S純正17インチを流用して大径化している。

 

RSパンテーラ FC3S

 

シンプルながらスパルタンに仕上げられたコクピット。ロールケージはダッシュ逃げタイプで、Aピラーに接続されるガゼットプレートは溶接ではなくあえてボルト留めとしている。

 

新車購入から約30年、数え切れぬほどの仕様変更を行いながら進化させてきた真紅のFC3S。一途なオーナーの深い愛情はもちろん、バランス重視で仕上げたことがよく伝わってくるスペックだ。

 

TEXT:山本大介

PHOTO:金子信敏/土屋勇人/山本大介

●取材協力:佐藤商会 静岡県富士宮市北山5220-2 TEL:0544-58-4837

 

 

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