「S2000はまだまだ進化できる!」 専門ショップが仕上げた等身大のサーキット仕様【幻の東京オートサロン2021】

公開日 : 2021/02/10 07:30 最終更新日 : 2021/02/10 07:30


ナローボディの可能性を探求する老舗のデモカー

 

全国の国際サーキットで好タイムをマークする

 

鈴鹿2分22秒、富士1分57秒、岡山国際1分42秒。このデモカーが刻んだベストタイムだ。「3つの国際コースを網羅していれば、かなり広範囲のお客さんと話題を共有できるんですよ。あそこのコーナーはどう走るとか…」。そう語るのは、S2000チューンを得意とする岡山県“CSO”代表の小原氏。

 

CSO S2000

 

ベースはAP2。代表の小原氏がS2000本来の美しさを引き出すことを目的に、ノーマルフェンダーに拘りながらジックリと仕上げてきた車両だ。細部を見ていこう。

 

CSO S2000

 

心臓部には、ホンダ車乗りから確固たる信頼を集めるK-TECのフルバランス済みオーバーホールエンジンを搭載。HKSフラッシュエディターを使った現車合わせセッティングによって、最高出力は290㎰に達している。エアクリボックスは定番の無限製だ。

 

CSO S2000

 

ステアリングはナルディ・タイプラリーの330φをチョイス。オリジナルのインフォメーションボードに設置したデフィDSDFで車両情報を一元管理して、コクピットをシンプルにまとめ上げる。シフトノブはオリジナルのヘビーウエイトタイプだ。ちなみにCSOでは穴開け不要のボルトオン4点式ロールケージも製品化している。

 

CSO S2000

 

純正後期バンパーに追加された新作のフロントウイングは、ボルテックスジェネレーターを一体化したデザイン。さらに中央部にくぼみを設けたアップスウィープ形状とすることで、ダウンフォースが生じた時も歪みにくい設計となっている。手軽に装着できるのもポイントだ。

 

CSO S2000

CSO S2000

 

オリジナルのボンネットは、ダクトを持たないフラット形状ながら無限製のエアインテークが装着できるように裏面をデザインしているのがポイントだ。素材には1束12000本のカーボン繊維を使った12Kを採用。通常のエアロパーツに使われる3K(3000本)のカーボン繊維とは違いが一目瞭然で、繊維が綺麗なマス目状に仕上がっているのが分かるだろう。

 

CSO S2000

 

トランクパネルも12Kカーボンのオリジナルモデルを用意。カーボンキーシリンダーや専用のブラッククロームHマークもキットに付属する。リヤウイングはボルテックス製をベースにしたスペシャルで、ロードラッグ&ミドルダウンフォースをコンセプトに翼単板&ステーを専用設計した逸品だ。

 

CSO S2000

 

S2000は車重が軽いため純正の片持ちキャリパーでも十分とのことから、ブレーキはあえて純正をキープ。ただしメンテナンスは必要。CSOでは、キャリパーO/Hついでにブラスト処理&耐熱ペイントを施すメニューも展開している。

 

CSO S2000

 

純正フェンダーに絶妙なツライチで収まるボルクレーシングRE30はCSOオリジナルの特注仕様。このモデルはすでに完売となっているが、現在ボルクレーシングZE40の9.5J+63×17インチサイズの予約を受け付け中とのこと。

 

 

その他、スーパーオーリンズベースのオリジナル仕様や強化ブッシュ圧入済みの純正アーム、330mmローター&オフセットブレーキキットなど、数多くの高機能パーツを用意するCSO。ユーザーがS2000を長く楽しみ続けられるよう、常に新たな可能性を探り続けるその姿勢には、ただただ感服だ。

 

●取材協力:CreativeServiceOhara 兵庫県神戸市西区大津和3-6-2 TEL:078-976-8821

 

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