「最高出力は規格外の2000馬力オーバー!」ゼロヨン7秒入りを目指す最強R35GT-Rの登場だ【幻の東京オートサロン2021】

公開日 : 2021/01/28 07:30 最終更新日 : 2021/01/28 07:30


ストイックなまでのドラッグメイキングが光る!

 

世界レベルのタイムを狙うフルチューンGT-R

 

この異形のR35GT-Rは、ドラッグレースでの実績も豊富な“クルウチ”が製作したスーパーチューンド。『CREWCH★2000psGT-R』という車名の通り、2000psを発揮する正真正銘のモンスターだ。なお、ターゲットタイムはドラッグレース世界レベルの7秒5というから恐れ入る。

 

 

心臓部のVR38DETTは、マンリー製コンロッドやブライアント製クランク、ダイアモンド製ピストン、ケルフォード製カム(IN295度/EX306度)など、海外のハイエンドパーツで構成。ここにプレシジョンPT7275タービンを組み合わせることで、最高出力2000ps&最大トルク150kgm(E85レーシングフューエル使用)を達成している。オイル供給方式は、もちろんドライサンプだ。

 

 

タービンは最高効率を狙ってフロントバンパー開口部の左右にセット。マフラーとウエストゲートの排気パイプは、ボンネット&バンパーサイドを突き抜けて最短距離で解放されるレイアウトだ。

 

 

フロントエンドにタービンを組み込んでいるため、ラジエターはリヤマウントに変更して重量バランスを最適化。引き抜き用の電動ファンを2連で組み合わせ、冷却対策を行なっている。

 

 

タイヤは前後ともドラスリだが、フロントは18インチのM&H(8.0×10-18)でブレーキが効きやすいセットとし、リヤは15インチのミッキートンプソン(28.0×10.5-15)でトラクションを優先する。ホイールはBELAK製(F18×11J R15×12J)だ。

 

足回りにはオリジナルボックスが手がけた純正改“国政サスペンション”を組み込み、ブレーキはフロントがドットソンの特注ローター、リヤがZ33純正となる。

 

 

フェンダーやトランク、リヤガラスなどはサブライブのドライカーボン製に変更。軽量マテリアルの投入によって車重は1400kgまで絞り込まれているが、久留内代表としてはここから100kgは軽くしたいそうだ。

 

 

1.4トン+2000ps級のチューンドは400メートル地点での終速が300キロに迫る(か超える)。そのため、リヤには減速用のドラッグシュートも装備している。

 

 

徹底した軽量化を狙って、インテリアはドンガラの状態でドアパネルなど不要な鉄板も全てカット。シートは超軽量なサブライブのドライカーボン製フルバケを装着する。

 

 

駆動系はネココーポレーションの強化ミッションで対応。制御はモーテックのフラッグシップとなるM150を使用し、エンジンマネージメントはもちろん、ミッションやアテーサも綿密にコントロールする。

 

 

現在のベストタイムはシェイクダウンでマークした9秒1。世界レベルのモンスターGT-Rがどこまで記録を伸ばしていくのか、その動向には注目していきたい。

 

TEXT:三木宏章
PHOTO:金子信敏/三木宏章
●取材協力:クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 TEL:0596-53-0070