「完熟の域に達したR35GT-Rチューニングの現実」市販ラジアルタイヤで鈴鹿2分7秒台をマークする戦闘力!

公開日 : 2021/01/15 06:30 最終更新日 : 2021/01/15 06:30


速さと扱いやすさを両立した究極系ストリート仕様

 

1000馬力オーバーを安定発揮させる老舗の技に注目

 

2020年に製作されたばかりというフェニックスパワー2号機の登場だ。本気のサーキットスペックである1号機とは異なり、こちらは市販ハイオク+市販ラジアルタイヤに拘った純然たるストリートスペックだ。

 


 

豊富なノウハウを注入して製作されたエンジンは、排気量を4.3L化した上でTD06SH-20RXタービンをセット。最高出力は1049.2㎰&132.3kgmに達しているが、ECUセッティングで唐突感のないフィーリングを徹底追求。結果として、一般ユーザーでもガンガン踏んでいける仕様に仕上がったそうだ。

 

ミッションはLINNEYの8プレート強化クラッチや9プレート強化ETS、PPG製強化ギヤなどを組み込んで耐久性向上を図りつつ、フェニックスパワーオリジナルのミッションECUプログラムにて制御を最適化している。

 

 

大パワーを受け止める足回りはアラゴスタベースのオリジナル車高調で、スプリングはラーナ直巻きのフロント28kg/mm、リヤ20kg/mmをセット。ブレーキはエンドレスのモノブロックキャリパー(F6ポット R4ポット)に2ピースフローティングローター(F400mm R387mm)の組み合わせだ。

 

ホイールはボルクレーシングTE37(F11J+15 R11J±0)で、タイヤにはポテンザRE-71RS(FR285/35R20)をセットする。

 

 

インテリアは軽量化無しの快適仕様。運転席のみレカロのRM-Sに交換されているが、街乗りも考慮した範囲でのスポーツ性だ。

 

 

エアロパーツはフェニックスパワー製品を基本としつつ、トップシークレットのフロントワイドフェンダーやカンサイサービスのGTウイングを組み合わせたミックス仕様。1000psオーバーを国際サーキットを解放すべく空力も煮詰められているのだ。

 

 

究極系ストリートスペックでありながら、取材当日に鈴鹿サーキットでマークしたベストタイムはなんと2分7秒467! これにはアタックを担当した飯田章選手も「パワーの出方は強烈なんだけど、トルクがあってとても乗りやすい。タイヤがラジアルのRE-71RSなので、アクセルを我慢する場面もあるけど、クルマのバランスが良くてかなり曲がる。ラジアルで2分7秒台出ちゃうんだからこれは凄いよ」と絶賛。

 

ストリート仕様としてはハイエンドスペックだが、まだまだ伸びしろは残されている。R35GT-Rが持つ素性の良さを改めて感じさせてくれるチューンドだ。

 

●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157

 

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