「美女ドリフター下田紗弥加のD1GPライセンス取得物語」2021年はD1ライツシリーズ全戦出場を決意!?

公開日 : 2021/01/08 06:30 最終更新日 : 2021/01/08 06:30


VEヘッド+シーケンシャルミッションで抜群の安定感!

 

トライ&エラーを重ねて完成したトラブルフリー仕様

 

今回紹介する下田紗弥加(シモダ サヤカ)選手は、高い車速から豪快に振り出す走りで注目を集めている女性ドリフターの有望株だ。

 

下田選手のドリフト歴は今年で7年目。2015年のD1グランプリシリーズを見て感化され、オートマ限定を解除してドリフト人生をスタート。2018年のプレシーズンマッチでD1-Aライセンスを取得し、同年からD1ライツシリーズに参戦、2020年は開幕戦(奥伊吹)と第2戦(日光)でポイントを獲得している。

 

 

愛機S15シルビアは、下田選手が師匠と慕う“マーキュリー”佐藤代表の方針で、少しピーキーであるもののテクニック向上を促す特性となっている。

 

 

エンジンは2019年シリーズから大きな変更はないものの、ベルト飛びトラブルが多発したためステーを追加して対策。仕様はHKSの2.2Lキットにエクストレイル純正ヘッドを組み合わせた、いわゆるVEヘッド仕様としているのが特徴だ。

 

 

タービンはギャレットのGTX3071Rで、ブースト1.35キロ時に550psを発揮。2020年シーズン前に行った精密なオーバーホールとリセッティングによって、以前より30psほど馬力が向上したそうだ。

 

 

ミッションはTTI製の5速シーケンシャルだ。2019年の導入当初はIパターンの操作に慣れなかったそうだが、同年中には克服。常に高い車速を発揮できるようになった。

 

 

車高調はすでに廃盤になっているトラストのグレッディパフォーマンスダンパータイプSで、バネレートはフロント8kg/mmのリヤ6kg/mm。サンライズの日比野ナックルバージョン3とイケヤフォーミュラのタイロッドが装着されている。

 

 

負荷がかかるリヤサスメンバーやナックルには補強を入れて割れ対策を実施。タイヤはヴァリノのペルギア08Rで、フロントが245/40-17、リヤが265/35-18という組み合わせだ。

 

 

シートはブリッドのジータIIIだが「どうしてもサイズが合わなかった」との事から、ブリッド本社にシートを持ち込んで調整。さらに刺繍も追加してスペシャル仕様を作り上げた。ダッシュボードは純正をそのまま使っているものの、メーター類は撤去してレースパックのIQ3データーロガーディスプレイに変更。ハンドルはMOMOドリフティングの330φを愛用する。

 

 

2020年シリーズ第6戦&第7戦(最終戦)の名阪では、練習通りの走りを披露すれば予選通過は間違いないと思われていたが、単走決勝の本番ではわずかに指定通過ゾーンを外してしまい敗退。シリーズポイントを加算することができず、D1GPライセンスの取得条件に届かなかった。

 

しかし、本人は決してヘコたれていない。これまではスポットエントリーだったが、「これまで恐怖心があるサーキットは避けてきたけど、2020年の中盤からはそれも無くなってきたので、今年はイケる気しかしていないです!」と、2021年はついに年間エントリーを決意。D1GPライセンス取得に向けた彼女の挑戦はまだ続くのだ。

 

TEXT&PHOTO:YAMAMOTO Daisuke

 

【関連サイト】

D1公式サイト