「希少なランエボ6トミマキでここまでやるか!」全幅2メートル超の美しき筑波アタック仕様

公開日 : 2020/11/14 06:30 最終更新日 : 2020/11/14 06:30


ベースはレアなトミ・マキネンエディション!

 

マッチョなボディをフルチューン4G63でドライブ

 

ここまで強烈なワイドボディ仕様のランエボはそうはいない。WTACで戦うサーキットスペシャルと聞いても疑わないほどのオーラを放つこのチューンドは、筑波サーキットをホームコースにタイムアタックを楽しむオーナーの愛機だ。

 

 

注目のボディキットは、バリス製の“ASSOバージョン”をベースにさらなるワイド化を敢行した完全なる特注品。全幅は余裕の2mオーバーだ。

 

 

足元を飾るホイールは、フロントが18インチ×11Jマイナス30のボルクレーシングTE37VマークII、リヤが18インチ×11.5Jマイナス33のワークマイスターS1Rという驚異的なサイズ。ホイール幅は前後で異なるが、4WD車のためタイヤは295/30R18サイズに統一されている。

 

 

フェンダーのダクトや大胆にカットされたリヤバンパーは、走行風をとにかく後方へ抜くために設けられたもの。大型のリヤウイングは、SARD製のGTウイングにワンオフの翼端板を合わせたオリジナルで、この翼端板変更によってダウンフォースが強まったという。

 

 

サイドミラーは絶版のガナドール製エアロミラー。ボディは日産のスカイラインGT-R用ミッドナイトパープルでオールペンが施されている。

 

 

ブレーキは前後共にエンドレスでフロントがレーシング6ポット&370mmローター、リヤがレーシング4ポット&332mmローターという組み合わせ。サスペンションはランエボチューニングの名門“アンリミテッドワークス”が製作したオーリンズベースのオリジナル車高調(F16kg/mm R14kg/mm)をセット。

 

 

エンジンはコスワースの鍛造ピストンやH断面コンロッド、フルカウンタークランクなどを組み込んで強化された2.2L仕様。ヘッドにはナプレックのハイレスポンスキットが組み込まれている。冷却系はARCのラジエター、インタークーラー、HKS製オイルクーラーをセットし連続周回にも耐えうるクーリング性能を確保。

 

 

タービンはHKSのGT3037Sを組み合わせて最大で470psを発揮する仕様。制御はHKSのF-CON Vプロにて行う。エンジンの製作やセッティングは、群馬県のオートハウスソリッドにて行われているそうだ。

 

 

マフラーもアンリミテッドワークス製作のワンオフ品。このマフラーの導入にあたって邪魔になるトランクフロア部分は潔くカットされており、トランクルームを除くとカーボンパネルで蓋がされていた。マフラーの奥に見えるオレンジ色のリヤサスメンバーは、ニュージーランドのRACEFAB製。大幅な剛性アップに貢献している。

 

 

運転席にはブリッドのフルバケを導入。助手席にセットされているのはランエボ4の純正シート。聞けば、ランエボ4は19歳の頃に新車購入したクルマで、後に廃車になってしまったものの、思い出として当時装着していたシートを移植しているのだとか。

 

 

デフィ製の追加メーターは左から順に水温、油温、排気音、油圧、ブーストと並び、ブースト計の右側にはピボット製のシフトタイミングランプが埋め込まれている。ちなみにここまでスパルタンな仕様ながら、エアコンは正常に稼働する。

 

 

ミッションには競技ベースグレード”RS”の5速クロスを導入して加速力を強化。「ベースのトミ・マキネンエディションはGSRというグレードで、街乗りを意識したギヤ比のミッションですからね」とはオーナー。

 

 

筑波2000のベストタイムは、オーナードライブで1分1秒台。定期的に走行会に参加しているそうで、今後もモディファイを進めつつタイムアップを狙っていくという。過激なまでのスタイリングを持ったこのランサーは、単なるハリボテなどではなく本気のタイムアタックスペシャルなのだ。

 

PHOTO:土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)