「これが経年劣化した第二世代GT-Rの現実なのか・・・」GT-Rプロショップのレストア現場に密着取材を敢行!

公開日 : 2020/10/28 07:30 最終更新日 : 2020/10/28 07:30


一昔前なら余裕で廃車にしていたレベル・・・

 

切開による全身サビ落としとペイントワーク!

 

BNR32の魅力を後世へと伝えるべく、細部までカーボン製リプレイスパーツを製作、BNR32用カーボンワイドボディキットを完成させ話題を集めた九州の“ガレージアクティブ”。

 

今回の主役であるBCNR33は、不慮の事故でフレームをダメにしてしまった常連ユーザーに、ハコ替えボディとして提供するアクティブの長期保管車両。「屋外保管だけど、パッと見はサビが少ないし、フレームの状態は悪くないはず…」そう思いながら状態のチェックを始めたところ、想像以上に腐食が進んでいたそうだ。

 

 

表面的には綺麗でも、袋状になっている箇所やパネルの裏側はご覧の有様。外していかなければ見えないような箇所までサビが回っている。希少価値も上がり続けている第二世代GT-Rと言えども、所詮は25年選手(BCNR33)。メンテナンスをかかさず大切に乗り続けていても、経年劣化は避けられないのである。

 

 

腐食との戦いは見極めと臨機応変な心構えが必要だ。サビが酷い箇所はカットし、新たに切り出したパネルを当てて復元を進めていく。もちろんサビが再発しないよう、プロショップならではのノウハウを投入し、新車時以上に効果的な防錆処理も施す。

 

ちなみに、フレームやパネルといった外板パーツの多くは生産廃止状態。そこで、アクティブではダメージの度合いに応じてドナー車両を用意して移植を図ったり、鉄板から必要な部位を製作するといった作業で対応している。

 

 

リヤのトランク内部もスポット溶接を剥がしてみると酷い状態。パッと見はサビが浮いてきた程度に見えるが、実際にはその内部で鋼板が完全に腐食しきっている。こうなると、パネル交換しか選択肢がない。

 

 

各部をリフレッシュしていくと同時に、ボディの剛性を高める手術も慣行。特に重要なのがフロントフレーム周辺の補強とのことで、サブフレームからストラットタワー周りには徹底的にスポット溶接を施している。

 

 

技術を注いで腐食の除去、コンディションを取り戻した後は、純正同様のシーリングやウレタンコートを施す。美しさまで拘り抜くのがアクティブ流だ。

 

 

なお、この車両はアクティブ謹製のワイドボディキットを装着するため、純正フェンダーはカットして内部まで含めてワイド&大径タイヤの装着に対応する。

 

 

元々はそこそこの作業内容で路上復帰を予定していたそうだが、腐食への対応を行っていくうちにフルレストアの領域に突入。当然ながら金額はそれなりにかかるが、一生涯乗り続ける覚悟があるならば、やれる時にやれるだけのリフレッシュを施すのは決して間違いではないはずだ。

 

 

ちなみに、ガレージアクティブでは第二世代GT-Rの購入を望むユーザーに向けて、このようにフレームから車両を製作するコンプリートプランも用意している。新車以上の剛強ボディでGT-Rの性能を堪能したいユーザーは、ぜひ一度問い合わせてみてほしい。

 

●取材協力:ガレージアクティブ 福岡県行橋市大字今井1407-1 TEL:0930-25-4488

 

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ガレージアクティブ

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