「E30型M3を最先端デジタルチューニング!」テクニカルなオートポリスで鍛え上げられたサーキット仕様

公開日 : 2020/09/11 15:00 最終更新日 : 2020/09/11 15:00


NAメカチューンで仕上げられたサーキット仕様

 

多大な苦労によって実現したVプロ制御の初代M3

 

数多くのテクニカルな複合コーナーに、900mと長めのバックストレートを擁する九州のオートポリスをホームコースとしているE30型M3の登場だ。手がけたのは、オートポリスを走るアタッカーたちが数多く集まる“テイクワン”。ピークパワーよりも軽量化と足回りのセッティングに拘ったメイキングが特徴的だ。細部を見ていく。

 

 

エンジンはシュリック製ハイカム(IN296度 EX286度)の投入を軸に、燃焼室加工、ポート研磨、重量合わせなどの加工を施した280ps仕様となる。SR20DET用の点火系パーツを流用してダイレクトイグニッション化されているのもポイントだ。

 

 

セッティングはHKSのF-CON Vプロが担当。インストールにあたってはハーネスを全て引き直した上で、SW20のスロットルポジションセンサーとSR20用のクランク角センサーを移植するなど、大加工が必要だったそう。

 

 

足回りは特注のアラゴスタ(F16kg/mm R22kg/mm)に、オリジナルの調整ピロブッシュで細かいセッティングを施す。ブレーキ系は全てアルマスピードのキットで統一されている。

 

 

エクステリアはオリジナルのフェンダーを製作して、前後とも片側15mmほどワイド化。リヤは元々のブリスター形状を生かしているのがポイントだ。これにより、9.5J+28というワイドサイズのボルクレーシングTE37の装着が可能に。組み合わされるタイヤはフロントが245/40-17、リヤが255/40-17のアドバンA050。デフはカーツのLSD(1.5WAY)を装着している。

 

 

エアロパーツは、ボルテックスのGTウイングにワンオフのフロントカナード、そしてリヤにFD3S用の社外ディフューザーを加工流用。とてもE30型のBMWとは思えない迫力を醸し出す。

 

初代M3に現代的なデジタルチューニングを施した欧州版のネオ旧車スペック。数多くの輸入車や、珍しいベースマシンのチューニングを手がけてきたテイクワンならではのアプローチが光る1台だ。

 

●取材協力:プロショップテイクワン 宮崎県都城市下長飯町376-13 TEL:0986-39-4810