「BNR34を真のオールラウンダーへ」トップチューナーが新車から乗り続ける愛機

公開日 : 2020/07/26 05:30 最終更新日 : 2020/07/26 05:30


ドゥーラックらしいハイセンスな造形美

 

GT-Rを愛し続ける気持ちはエンドユーザーと共に

 

このBNR34は“ドゥーラック”の伊藤代表が新車から乗り続けている宝物であり、これまでに数多くのオリジナルパーツを生み出す原動力にもなったデモカーだ。

 

 

2002年の東京オートサロンでスポーティーカー部門の優秀賞に輝き、その年のSEMAショーに出展するなどメジャー舞台で活躍したことから、世界的に有名なチューンドRとも言える。

 

 

エンジンは排気量を2.8Lに拡大し、HKSのTO4ZタービンやNISMOのサージタンクなど手堅いパーツセレクトでまとめられた670psのRB26ユニット。ストリート仕様としてトラブルの心配もないチューニング内容は、まさに今GT-Rオーナーから求められているものと言える。制御はF-CON Vプロによるものだ。

 

 

アルミ製のタワーバーは、剛性アップのみならずGT-Rのエンジンルームに相応しいデザインまでを追求したオリジナル。アルミ無垢の質感がスパルタンな印象を醸し出す。

 

 

サスペンションはHKSのハイパーマックスダンパーPROにイケヤフォーミュラのアーム類を組み合わせる。ブレーキシステムはフロントにアルコンのモノブロック6ポットに355mmローター、リヤにアルコン4ポットキャリパー+315mmローターというセットだ。

 

 

ホイールはドゥーラックオリジナルの“Double-Six(ダブルシックス)”。前後とも18インチ(10J)のホイールには265/35-18のプロクセスR1Rが組み合わされる。

 

 

ストリート仕様とはいうが、ハードな走行も想定し、トランク下部にはデフオイルクーラーも備えている。

 

 

サイドシル下面には、オリジナルのフロアサポートバーをセット。トータルの剛体感を飛躍させながら、車体前後の動きを同調させることが可能な人気パーツだ。

 

 

 

エクステリアはほぼ全てオリジナルの製品で統一。GT-Rの気品を失うことなく戦闘力の高さを想像させる絶妙な仕上がりを見せている。また、カラーリングも美しくまとまっていて、スカイブルーパールの輝きとカーボンパーツのコントラストは他車に溶け込むことなく、このGT-Rの存在を主張してくれる。

 

 

センター部をほんの少し高くしたボンネットは、内部に走行風の流路が設けられている。NACAダクトから取り込まれたフレッシュエアをボンネット後端から排出する負圧を利用し、エンジンルームの熱気を抜き出すシステムが組み込まれた高機能パーツだ。

 

 

リヤバンパースポイラーは下部にVスペック用のリアディフューザーをセットできる形状。マフラーはメイン90φで大型のサイレンサーを備えたフルストレート。テールは下方に向けたドルフィン形状となる。

 

 

室内にはストリートマシン用の補強に開発された、リヤテンションケージ、リアクロスバーなどオリジナルの補強パーツが組み込まれる。また、左右ともにAARのバケットシート、ハーネスはチームテックの3インチモデルを装備する。

 

 

この車両のコンセプトやターゲットステージは? と尋ねると「ステージは限定していないです。どこでも速いオールラウンダー、スペシャリティなストリート仕様ですかね」とはドゥーラック伊藤代表。

 

 

数多くの名チューンドやパーツを生み出してきたトップチューナーの愛機。何よりも「オールラウンダー」という彼の言葉がどれだけ真に迫ったものであるかは、クルマを見るだけでよく分かるというものだ。

 

●取材協力:ドゥーラック 神奈川県横浜市都筑区大熊町152-1 TEL:045-471-0500

 

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