「あえて現行アルトバンをイジる!」ECU解析の成功でチューニングが本格化の兆し!?

公開日 : 2020/07/21 15:00 最終更新日 : 2020/07/21 15:00


Kカー耐久用に鍛え上げられたアルトバン

 

ECUを解析してパワーアップを達成

 

現行型のアルトといえば、チューニングシーンではターボエンジンを搭載するワークスやターボRSがメインストリームになっているが、兵庫県姫路市の“ラインナップ”は、NA&MTのアルトバンを西日本で盛り上がりを見せているKカー耐久レース仕様として仕上げてきた。

 

 

チューニングの要となるのはECUだ。これまで、どこも手を出していなかったHA36Vの頭脳を独自に解析し、内部パラメータの書き換えを可能にしたのだ。

 

燃調や点火時期など細かく追い込んでいるが、「K耐で勝つためにECUの性能を引き出すことが目的です。まずは、バンオーナーの趣向に合わせてレギュラーガスでセッティングしましたが、次はハイオク仕様でどこまでイケるかセッティングしてみるつもりです」とはラインナップ松山さん。

 

 

現状、数値としてはわずか2㎰/0.3kgmの向上だが、ECUの付け替え(ノーマルとチューニングデータ)で試走した井入選手は「パワーについては変わった感覚はなかったけど、踏み返した時のトルク感、エンジンのツキは良くなっている。ただし、この高温でセントラルサーキット2周でセーフティモードに入っちゃうから、冷却系の見直しは必須やね」とコメント。

 

 

その他、エンジンルームにはワンオフで製作したインテークパイプをテスト装着。

 

 

エキゾースト環境は、中古車購入時から装着されていた社外マフラーのまま。メインパイプ径が50.8φであることからターボRS用と思われるが、今後はNAに合わせたサイズへの変更も考えているそうだ。

 

 

足回りは、ボルドワールドのラインナップ仕様(F8kg/mm R6kg/mm)でセットアップ。フロントはネガティブキャンバーを付けるため取り付け部に偏芯カムを、リヤは専用アクスルで取り付け位置を50mm上げ、これにストロークを持たせた専用サスを組み込んで、リヤのトラクション不足を改善している。

 

 

タイヤはフロントにディレッツァDZ101(175/60R14)、リヤにMAXTREXのINGT-NS A1(165/60R14)をセットする。

 

馬力は44.6ps&6.0kgmと非力だが、アルトワークス譲りの旋回性能を武器にアクセルをベタ踏みのまま走り回れる楽しさは格別。チューニングの原点を感じさせてくれるような1台だ。

 

●取材協力:ラインナップ(松山商会) 兵庫県姫路市花田町小川164-1 TEL:0790-251-1025

 

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