「Z33はドリフトベース車に最適だって知ってました?」パワフルで安くて壊れにくいの三拍子揃ったFRスポーツ!

公開日 : 2020/07/15 13:00 最終更新日 : 2020/07/15 13:00


ドリフト系チューナーがZ33を推す理由とは!?

 

ビギナーにもオススメのエンジョイドリフトメイク

 
シルビアを主体にハイパワー&ハイスピード化が進むドリフトシーン。高騰する車両価格やチューニングコスト、何より街乗りやドリフトを気軽に楽しめない状況を悩んでいたスーパーメイドの吉田代表が『クルマ遊びの原点回帰』としてチョイスしたのは、タマ数豊富で車両価格も手頃なVQ35DEが搭載されるZ33前期モデルだった。

 

 

もちろん、Z33を選んだのは車両価格の手頃さだけでなく、モデルデビューから20年近くが経過しているとはいえ古さを感じさせないスタイリング、排気系と冷却系さえ見直せばNAのままで十分走りが楽しめるポテンシャルの高さも含めての判断。

 

さすがにドリフト大会で上位の狙うというのは厳しいが、このスペックならあらゆるシチュエーションで楽しめることができると睨んだわけだ。

 

 

早速、スーパーメイドの手がけたデモカーを見ていこう。まず、VQ35DEエンジン本体はペイントついでにインマニ内部の研磨こそ行なっているものの、基本はノーマル状態。ドリフトに関してはトルクフルなエンジン特性を活かし、早めにシフトしていくスタイルがベストとのこと。

 

 

フルノーマルでもワインディングをハイペースで走れば、油温が130度まで簡単に到達してしまうVQ35DE。その対策として、この車両は大容量ラジエター&エンジンオイルクーラーを投入しているが、走行風が当たりにくいドリフト走行を前提にオイルクーラー背面には電動ファンを装着している。

 

 

ドリフトには必要ないABSはヒューズ外しでカットしたいところだが、Z33はイグニッションも絡んだ一体型ヒューズを採用している。イグニッション部だけ通電させた状態に加工すればOKだが、そのままではチェックランブが点灯状態となるため、吉田代表はサーキット走行時のみ加工ヒューズへの交換を推奨している。

 

 

フロントバンパーは純正のまま、ボリュームアップのためにノーブランドのハーフスポイラーをセット。ちなみに、エンジンオイルクーラーへの導風効率を高めているバンパー中央の三連ダクトは、スーパーメイドの汎用アイテムだ。

 

 

冷却効率とルックスを追求したエアロボンネットは、スーパーメイドの自信作。ラジエターやオイルクーラーのクーリング性能を高めるため、ダクト上部には走行風での引き抜き効果を高めるガーニーフラップ形状が与えられている。

 

 

Z33向けの社外フロントフェンダーはダクト付きしか存在しなかったため、20mmワイドフェンダーを製作。ノーマルフロントバンパーにマッチするよう、フロント側をナチュラルに絞り込んでいるのもポイントだ。フィン付きダクト、フェンダー後方のエッジ感がサイドセクションの好アクセントとなる。

 

 

ワイド&ローなスタイリングイメージへ導くサイドステップは、シルビア&180SXで人気の汎用張り出しユーロカナードをマッチングさせたもの。ホイールベースが長くなる分だけZ33ではストレッチ加工必須となるが、実用性重視で多少腰高な車高でも物足りなさをカバーできる好アイテム。

 

 

ダックテールウイングもオリジナル。クーペ用で製作されているため、ロードスターでは多少の削り加工が必要となるが、流線的フォルムに鋭角に跳ね上げた形状はZ33にドンピシャでハマる。ノーブランドのリヤアンダーと共にキャップボルト固定としているが、製品は両面テープ装着が可能となっている。

 

 

街乗りからサーキットまでオールラウンドに楽しむというコンセプトゆえ、カーナビやETC、ドラレコまで備えた快適インテリア。サーキットでのドリフト時はオープンNGになるため、開放状態でも安心して走れるようにクーペ用を加工してロールケージをインストールしている。

 

 

Z33はステアリングの切れ角が少なく、振り出し後に深いアングルを維持することが難しい。そこで、大幅な切れ角アップを可能にするMAXドリフトのスーパーアングルキットを投入する。

 

 

一方のリヤは、車高を落としていくほどにネガティブキャンバーが強くなっていくため、Tディメンドのイージープロで補正している。デフは機械式LSD(2ウェイ)を投入している。

 

 

ファイナルギヤはノーマルの3.5では軽快さが物足りないため、3.9へと変更。4.3という選択肢もあるが、それだとスポーツ走行時に楽しいものの市街地走行でシフトチェンジが忙しくなってしまう。3.9ファイナルなら市街地走行はもちろん、スポーツ走行時もトルクフルなエンジン特性とマッチして好フィールになるそうだ。

 

 

フロントは20mmワイドで9.5J、リヤはワンオフ叩き出しで11JのワークマイスターL1を装着。走りを考えるとバネ下は重くなるが、エンジョイドリフトのコンセプトはスタイリングも重要項目。それゆえボリュームあるボディに負けない足元の深みを優先している。

 

 

チューニング自体は非常にライトだが、「Z33は素性も良いし、楽しむにはこれくらいで十分ですよ。子供っぽくないですしね。切れ角関係を突き詰めるとお金がかかりますが、そこは自分のドリフトスタイルと相談して導入を決めれば良いと思います」と吉田代表。

 

値上がりを続ける人気ドリフトベース車両の中古車相場に嘆いている人は、Z33を選択肢の一つに加えてみてはいかがだろうか。

 

●取材協力:スーパーメイド 大阪府和泉市万町604-2 TEL:0725-92-5144

 

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