「S660ってイジるとどのくらい速くなるの?」実際に高速周回路で検証してみた!

公開日 : 2020/07/14 05:30 最終更新日 : 2020/07/14 05:30


ノーマルと比べれば分かるスプーンチューンドの凄さ

 

Sのポテンシャルを引き出す老舗のトータルチューニング!

 

趣味のクルマとしてこれほど贅沢な1台はないと言えるS660。軽快なハンドリングを追求しただけあって、その走りは楽しさに満ち溢れている。

 

 

そんな好素材のキャラクターを徹底研究し、足りない部分を補う形で調律という名のチューニングを進めているのが創業40年以上の老舗“スプーン”だ。

 

デモカーは試作パーツが多く投入されているが、パワーチューニングを含めたトータルパッケージはほぼ完成の域に達していると言える。

 

 

エンジン本体はノーマルのまま、ビッグスロットルおよび試作のハイフロータービン&インタークーラーをインストール。最高出力は最大ブースト1.2キロ時に95psを発揮する。100ps程度までなら、純正の腰下でも問題ないというのがスプーン見解だ。

 

 

インテークは熱害を受けやすいムキ出しエアクリーナー化は行わず、純正エアクリボックスを活かしたまま、高い吸入効率と吸塵性能を誇るポリエステルファイバー製のエアフィルターを導入している。

 

 

剛性アップにも余念はない。フロントロアアームとボディを繋ぐスティッフプレートは、2mm厚の超ハイテン鋼を採用した本格派。純正交換タイプながら、ボディの捩れを抑えて安定したブレーキングやハンドリングを確保できるアイテムだ。

 

 

エクステリアは全てスプーンの製品で武装し、カーボン製のリヤゲートやボンネットの装着で車重は30kgものシェイプアップを達成している。フロア下を流れる空気を整流するリヤアンダーディフューザーもオリジナル(試作)、エキゾーストはメイン60φのN1マフラーだ。

 

 

足回りは、スプーンのフルスペックダンパーでセットアップ。スプリングレートは前後6kg/mmの設定だ。ブレーキは、フロントにモノブロックキャリパー&260mmローターをセットしてストッピングパワーの向上を図る。

 

ホイールはオリジナルのSW388(FR6.5J-15+45)で、タイヤにはポテンザRE-71R(F195/50R15 R205/50R15)をセット。

 

 

室内はノーマル然とした仕上がりだ。ステアリング&シートはオリジナルに交換され、操作性を根本から見直している。

 

 

高速周回路で行ったテスト(ドライバー:飯田章選手)は衝撃的だった。注目したのは加速性能。まず、0〜50キロ加速は3秒28(純正4秒48)で1.2秒も短縮。さらに0〜100キロ加速になると、9秒11(純正13秒19)と4秒以上の短い時間で100キロに達しているのだ。たった4秒と感じるかもしれないが、距離にして約1.7倍、実際にドライブしている時の時間にすれば圧倒的な加速感を味わえる事は間違いない。

 

 

さらに0〜400m到達タイムは16秒65、0〜1000mは30秒55、最高速に至っては187.40km/hと、ファインチューンの軽自動車とは思えないほどの数値を叩き出したのだ。

 

 

ノーマルでも高い動力性能を有するS660だが、そこが極致ではない。イジり方次第では、驚くほどの性能アップが期待できるという事をスプーンは証明してみせたのだ。

 

●取材協力:スプーン 東京都杉並区荻窪5-2-8 TEL:03-3220-3411

 

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