「NA初の筑波1分切りを達成したNSXのその後・・・」フルチューンのまま余生を満喫中!?

公開日 : 2020/07/14 11:00 最終更新日 : 2020/07/14 11:33

心臓部は415馬力のC30A改3.5L+6連スロッットル仕様!

 

サーキット仕様からストリート仕様にリファインされた美しきNA1

 

かつては、日本一のNSXを目指してチューニングが進められていたというこのNA1。2004年には、NAのNSXとして初めて筑波1分切り(59秒830)を果たした実績を持つスーパーチューンドだ。

 

 

その後、オーナーの仕事が忙しくなったことでサーキットを走る機会が激減。ストリートを楽しく走れるスペックとして、リファインが行われている。

 

 

心臓部のC30Aエンジンは、戸田レーシングのC35Bキットを組み込んで排気量を3.5Lまで拡大。ヘッドにもくまなく手を入れた上で、同じく戸田レーシングのスポーツインジェクションキットを投入した。これにより、NAながら最高出力は415psを発揮している。

 

 

なお、多連スロットル化すると負圧が起こりにくくなるため、専用のコレクタータンクを装備。ブレーキマスターのアシストなどに使われる負圧を確保する。

 

 

オイルパンはARCのアルミキャスト製を装備。オイル容量を増やせるだけでなく、バッフル構造の採用によってオイル偏りが防げることもポイント。サーキットでのエンジン保護には最適なパーツだ。

 

 

エンジンマネージメントはモーテックのm800が担う。インジェクターのシーケンシャル制御や燃調の気筒間補正などに対応し、データロガー機能も持つため、サーキット走行時のデータ解析にも活用できる。隣にあるのはA/F計の本体部分だ。

 

 

サスペンションは、オートガレージMオリジナルの減衰設定が施されたクァンタム車高調でセットアップ。スプリングレートは、前後ともに18kg/mmに設定されている。

 

 

ブレーキはロータス用ブレンボキャリパーを組み込み、2ピースのドリルドローターもロータスサイズを前後にセット。ミッドシップのNSXは、リヤブレーキの効きがコントロール性を高める鍵となる。

 

 

フロントバンパーはタイテック製で、フロア部はバンパー下部からフラット化。ダウンフォースの増強を狙っているのだ。元々がサーキット仕様だったということもあり、エアロチューンは実用志向だ。

 

 

リヤウイングは、NSXに最適なダウンフォースを研究して製作されたオートガレージMのオリジナル品を装備する。

 

 

前後のワイドフェンダーもオートガレージMのオリジナル。フロントに245/40R17、リヤに265/40R17のタイヤを収める。ホイールはボルクレーシングが誇る最軽量モデルのCE28をインストールする。

 

 

仕様からはストリートユースに向かないと思われがちなチューンドだが、3.5L化がもたらす大トルク、6連スロットルによるハイレスポンス、そして軽量ボディという組み合わせはまさに万能。

 

普段の街乗りから長距離クルージング、そしてスポーツ走行までシチュエーションを選ばず、純正とはひと味もふた味も違った速さと楽しさをドライバーにもたらしてくれるのだ。

 

●取材協力:オートガレージM 香川県高松市上天神町751-7 TEL:087-816-8777

 

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