「スズキ・エリオセダンのUSDM仕様とかマニアすぎる!」3年間探し続けたオーナーの熱意に乾杯【ManiaxCars】

公開日 : 2020/07/05 16:00 最終更新日 : 2020/07/05 16:00


シャコタンにUSDM化・・・目指したのはオンリーワンの個性!

 

3年間探し続けて手に入れたデジパネ仕様の前期型セダン

 

エリオセダンのベースになった、5ドアハッチバックのエリオが登場したのは2001年1月。ボディ色に関わらずリヤゲートをブラックアウトした変則2トーンカラー(!?)は違和感ありまくりだったが、実は爆発的ヒット作となるホンダフィットよりも半年早く発売されてたという事実にびっくり。さすが先見の明に長けたスズキだ。

 

 

その4ドアセダン版がエリオセダンで、エリオに遅れること10ヵ月、01年11月に発売された。グレードは装備の違いにより上級XLとベーシックなXの2つで、どちらも1.5L直4DOHCのM15A型エンジン(110ps/14.6kgm)を搭載。駆動方式はFFとフルタイム4WD、ミッションには4速ATと5速MTが用意された。

 

2003年11月のマイナーチェンジで1.8L直4DOHCのM18A型エンジン(125ps/17.3kgm)搭載モデルを追加。フェンダーモール追加による全幅拡大で、スズキ初にして念願の(笑)3ナンバーセダンが誕生することになった。

 

 

「とにかく他の人が乗ってないクルマに乗りたくてエリオセダンを探し始めたんですけど、デジパネ標準の前期型でボディカラーは薄い水色のレイクブルーメタリックと決めてました」と、常人には理解しがたい拘りをいきなり口にしたオーナー。あまりにもタマがないんでフィットアリアに浮気しそうになったそうだが、3年探し続けてついに理想のエリオセダンに巡り合ったのだ。

 

 

エリオ純正15インチアルミホイールを履き、XYZベースのワンオフ車高調でローダウンされたエリオセダン。この車高を実現するため、フロントサブフレームを加工してスタビライザーの位置をかさ上げ…なんていう技も駆使されている。さらに、リヤフェンダーはタイヤとの干渉を防ぐためツメ削り加工を実施。また、マフラーエンドのカッターはアメリカの社外品が装着される。

 

外装はノーマル風だが、なんか雰囲気が違うと思ったらUS仕様でまとめられていた。アメリカから取り寄せた、フロントバンパー左右のサイドマーカーやフロントフェンダーのエンブレムなどがそれだ。内装も同じく、サンバイザーやオーディオのヘッドユニットがUS仕様になる。

 

 

ダッシュボードは左右対称のデザイン。センターコンソール最上段のJVC製オーディオヘッドユニットはUS仕様で、受信できるラジオの周波数帯が日本仕様とは異なる。前期型は全車デジパネを採用。スピードがデジタルで、エンジン回転数はバーグラフで表示される。また、取材車両はXグレードのため、エアコンがマニュアル式となる。

 

 

注意書きが英文表記となるサンバイザーやドアミラーもUS仕様。オーディオもそうだが、こういう細かいところにまで拘っているのが凄い。

 

 

サイズにゆとりがあり、硬めのクッションを採用した前席。後席と合わせて高さ調整式ヘッドレストが備わる。

 

 

また、後席はドリンクホルダー内蔵のセンターアームレストを持ち、6:4分割の背もたれを前倒しすることでトランクスルーも可能。

 

 

浜松あたりでは普通に走っているが、全国的に見れば珍種に属するエリオセダン。あえてそれを選び、USDM仕様でまとめ上げたオーナーのセンスに脱帽だ。

 

■SPECIFICATIONS
車両型式:RA21S
全長×全幅×全高:4350×1690×1545mm
ホイールベース:2480mm

トレッド(F/R):1450/1445mm
車両重量:1150kg
エンジン型式:M15A
エンジン形式:直4DOHC
ボア×ストローク:φ78.0×78.0mm

排気量:1490cc 圧縮比:9.5:1
最高出力:110ps/6000rpm

最大トルク:14.6kgm/4000rpm
トランスミッション:4速AT
サスペンション形式:FRストラット
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤサイズ:FR185/65R14

 

TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)