ホンダアクセス「S2000 20thアニバーサリープロジェクト」知られざる開発秘話【PR】

公開日 : 2020/06/26 16:00 最終更新日 : 2020/06/30 00:26

S2000の進化は終わらせない!

 

Honda Access「S2000 20th Anniversary」

 

20年目のマイナーモデルチェンジというキーワードで進められた、ホンダアクセスの『S2000 20thアニバーサリープロジェクト』。今回は開発主力メンバー3名に登場していただいたが、彼らの想いは、驚くほどピュアで、そして何よりも熱いものだった。

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川村朋貴(ホンダアクセス開発部)

 

「私自身がS2000に乗っていることもあり、生誕20周年という節目に何かやりたいと思って企画しました。かつて、NSXやビートも20周年記念プロジェクトがありましたから」。

 

開発責任者の川村さんはそう言ってS2000 20thアニバーサリーのボディラインを眺めながら、少年のように目を輝かせた。

 

 

「ユーザーの皆さまに、今一度S2000というスポーツカーの魅力を再確認していただきたいという気持ちも強かったですね」。

 

2019年で生誕20周年、最終型のロールアウトから10年という節目を迎えたS2000に対し、「もし、今エスニがマイナーモデルチェンジしたら…」というカーマニア的な妄想を具現化。そんな一大プロジェクトを引っ張った男は、驚くほどピュアで、そして熱かった。

 

川村朋貴(ホンダアクセス開発部)

 

「重要視したのはエンドユーザーの皆さまの声でした。そこで、プロジェクトが正式にスタートする前(2019年4月)に300台規模のオーナーズミーティングに参加して、サプライズでプレゼンをやらせていただいたんです」。

 

こうした動きも自身がS2000に乗っているからこそと言えるが、ミーティング会場で企画段階のラフスケッチを見せながら、現役オーナーを対象としたヒアリング&アンケートを実施。その声を反映させるカタチでプロジェクトの骨格を煮詰めていったのだ。

 

オーディオリッドは、マイナーチェンジの度に意匠が変わった部分だ。そのため、今回のプロジェクトでも外せないアイテムだった。色調は後期のブラックヘアライン仕様に合わせて決めていったそうだ。

開発に苦労したというフロアカーペットマット。仕様を見直し、全ての年式にクロスメンバーカバーを装着可能としている。

 

なお、『S2000 20thアニバーサリー』に与えられたパーツ群は、厳選された8アイテムが一般販売されているが、これについては「最初はたくさんのパーツを検討しました。そこから、20年目のマイナーモデルチェンジとは一体なんなのかという本質と向き合って、決定していきました」と、開発領域担当の渡部さん。

 

渡部大輔(ホンダアクセス開発部)

 

彼の立場は、現場スタッフ個々の思いを一つにまとめあげていくバランサーだ。非常に重要な存在なのだが、川村さん同様のS2000乗りのため、思い入れもひとしおだったそうだ。「個人的には、ヘッドライトやテールランプなどもリフレッシュアイテムとして作りたかったんですけど…(笑)」と苦笑する。

 

渡部大輔(ホンダアクセス開発部)

 

「マイナーチェンジというからにはフェイスリフトは絶対。さらにS2000は、オーディオリッドもマイナーチェンジごとに意匠変更された部分なので外せない…という感じで決まっていきましたね」。

 

フロントエアロバンパーは純正アクセサリーでも採用する真空成形を採用。樹脂と金型との間を真空状態にし、吸着させることで成形する手法で、純正アクセサリーの高い品質水準を達成しながらも製品コストを抑えお求めやすい価格設定を実現している。

 

それぞれの製品は、どれも自動車メーカーの純正アクセサリー部門らしいハイクオリティを誇っていることは言うまでもないが、“20年目のマイナーチェンジ”を最も表しているアイテムが、フロントエアロバンパーだろう。

 

 

デザインと性能を高次元で両立させるべく、エアロ研究部門とデザイン部門が一体となって開発。テストドライバーによるフィーリングテストやCFD(数値流体力学)による解析を繰り返しながら、デザインを熟成させていったという。

 

「自動車メーカー水準でフルバンパーを作るとなると、とんでもないくらいの費用がかかります。それでは現実的ではないので、製法などを考えながらコストを抑え込みました。それでも、かなりかかっていますが(笑) 」と川村さん。

 

熊本卓史(ホンダアクセス開発品質部)

 

量産段階でも苦労があったと話すのは、品質領域を担当する熊本さんだ。

 

「工業製品は図面通りには完成しないんです。バンパーだと、フェンダーやボンネットとの隙間など、ばらつきの集積によりチリが合わないケースが多々あります。その場合は、製造現場でコンマ数mmオーダーで寸法の調整を金型に織り込んでいったりするわけです。とくに今回は20年前のクルマ。基準をどこに置くかも悩みました」。

 

続けて「塗装に関しても、しかりです。新車ではないかぎり、色をピッタリと合わせることはできません。そこで今回はプライマー仕上げで販売して、車両ごとの個体差に合わせた塗装をしていただく方法を選びました」とのこと。

 

熊本卓史(ホンダアクセス開発品質部)

 

ちなみに熊本さんは、新車で無限RRを購入した強者。「寮生活だったので何とかなりました」と笑う。

 

今回の取材に集まってくれた開発チームの面々は、いずれも30代。そしてOPTION読者と同じく生粋のクルマ好き達だ。

 

 

『S2000 20thアニバーサリー』プロジェクトは製品がエンドユーザーの手に届くことで完結し、現時点での計画においては追加のアイテムが設定、生産されることはない。

 

 

しかし、ホンダアクセスにはスポーツカーを愛する若きカーガイ達がいる。彼らの強烈無二な情熱は、この先も途切れることはないだろう。また新たなプロジェクトを引っさげて、我々を驚かせてくれるに違いない。

 

 

●「S2000の進化は終わらない!」ホンダアクセスが20年目のアップデートを敢行

https://option.tokyo/2020/05/27/65640

 

●問い合わせ:ホンダアクセス TEL:0120-663521

 

【関連リンク】

ホンダアクセス

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