「これがS2000マニアの最終到達点なのか!」レースでも闘えるAP1超ハイスペック仕様

公開日 : 2020/06/05 15:00 最終更新日 : 2020/06/05 15:00


ホンダ車を知り尽くした匠が手がける珠玉のS2000!

 

ノウハウ詰め込みまくりの究極系ストリートスタイル

 

創業から20年以上に渡り、シビック、インテグラ、そしてS2000を手がけてきたライアファクトリー。十勝スピードウェイのFRレコードを樹立したこともあるなど、S2000に関するノウハウと技術は全国でも有数のハイレベルなものだ。

 

 

ここで紹介するAP1はそんな同店のノウハウが注ぎ込まれたユーザーカー。ガチガチのサーキットスペックを所有していたオーナーの「ストリートメインで、たまに走行会も楽しめるようなエスニが欲しい」というオーダーで製作が開始された1台だ。

 

 

まずボディは一度フルストリップ状態にした上で、スポット増しをはじめとする各種補強を実施。見た目にも拘り、余分な溶接部分は削って全面をペイント、クリアも厚塗りして仕上げられている。その美しさは完全に“フルレストア”の領域だ。

 

 

ロールケージはフル溶接留め、ただし乗降性を重視してサイドバーは省かれている。S2000は元々Aピラーの剛性が高いということで、ロールケージのフロントバーはフロアまで落とさずにAピラー上部に溶接する変則的な形状としている。

 

 

サスペンションは全長調整式、減衰力20段調整式のオリジナル車高調を装備。スプリングはスウィフトのフロント14kg/mm、リヤ12kg/mmをチョイスする。

 

 

ブレーキに関しては、ノーマルの片押し2ポットキャリパー(F)では容量不足ということで、レジェンド純正の対向4ポットアルミキャリパーを流用。ローターも323mmと大径化している。

 

 

エンジン本体は街乗り優先ということで、戸田レーシングF20Cキャパシティアップ2350キットを使って2.35L化。ブロック本体には強度アップのためにブロックガードを使い、ヘッドにも戸田レーシングのハイカムスペックA2をセットする。トルク重視のスペックだ。

 

 

エキゾーストマフラーは、オーナーの好みでJ’sレーシングのプレミアムセミチタンSUSエキゾーストプラスをセットする。

 

 

駆動系チューンも抜かりはない。パワーを上げると壊れやすいリヤデフは、オリジナルの流用キットを介して高強度の日産R180に変更。サーキット派のS2000オーナーには超有効なチューニングと言える。

 

 

インテリアではフロントウインドウへの映り込みを嫌って、オーナー自らが施したダッシュボードのアルカンターラ調カバーが目を引く。樹脂パーツの劣化も防げるアイディア装備だ。

 

クラッチには、ノーマル並みの踏力と扱いやすさを実現した戸田レーシングのOJISAMAスポーツクラッチキットを組んでいる。

 

 

シートは抜群のホールド性を誇るレカロのTS-G。タカタの4点式レーシングハーネスもセットされる。ちなみに幌はキャンセルされている。

 

 

ホイール&タイヤは、ライアファクトリーが最適と考える前後9.5J×18インチのホイールに265/35サイズのタイヤという組み合わせ。純正ナローでは厳しいサイズのため、ライアファクトリーオリジナルのワイドフェンダー装着(前後)が前提となる。

 

 

長年ホンダ車を手がけてきたチューナーのノウハウがふんだんに注ぎ込まれたAP1。S2000マニアも納得の、圧倒的な完成度を誇るスーパーチューンドだ。

 

●取材協力:ライアファクトリー 北海道札幌市手稲区新発寒7条3-1-5 TEL:011-694-6695