「このクジラクラウン、加速ではスポーツカーにも負けないんです!」JZX110のパワートレインを移植したスーパー旧車

公開日 : 2020/04/16 13:00 最終更新日 : 2020/04/16 13:00


ベンコラ仕様のオールドクラウンに現代のエンジン&ミッションを換装!

 

ボディ本体もインテリアもワンオフ加工の嵐

 

1970年に登場した、通称“クジラ”こと4代目クラウン(MS60)。販売台数でセドグロ勢に負け、歴代クラウンにおける数少ない不人気車だったために現存数は少なく、街で見かけることも滅多にない希少車だ。

 

そんなレアな旧車をベースに、大胆にもエンジンスワップを敢行したのがこのマシン。手がけたのはスワップチューンを得意とするC&Yスポーツだ。

 

 

エンジンは1JZ-GTE。VVT-i仕様のシングルターボ仕様だ。チューニングは施されていないが、新品パーツを使って超高精度で組み上げられている。

 

 

さらに、エンジンルームはアルミカバーで1JZを囲むように蓋をして、まるで現在の高級車のようなレトロフィット化を行っている。マネージメントは1JZのノーマルCPが担う。

 

 

 

外観からは、とてもエンジンが1JZ-GTEに換装されているとは思えないが、近くに寄ってグリルの奥を覗けば、中置きレイアウトされたインタークーラーが確認できる。

 

 

排気系はタービンアウトレット以降のパートを全てワンオフ製作したものだ。砲弾型のテールエンドがリヤビューを盛り上げる。

 

 

ストリートでの使い勝手を考慮して、インパネにはHDDナビを搭載。エアコンもJZX100純正のコンプレッサーや配管をそのまま流用しているため、夏場でも快適なドライブが可能だ。ペダル類にはMS60のMT車純正を移植している。

 

 

スピードメーターはMS60純正の機械式を作動させることも可能だが、誤差を嫌ってJZX100純正を美しくインストールしている。

 

 

ミッションには1JZと相性の良いJZX110の純正5速(R154)を流用。とはいえ、このクジラクラウンは6人乗りの3速コラムATというモデル、作業が一筋縄で行くわけがない。

 

元々のミッション本体が小型なため、R154が収まるようにフロアトンネルを拡大した上で、センターコンソールもイチから製作。さらに、エンジン搭載位置の関係からズレてしまうシフトレバーの位置修正…など、大加工が必要となったのだ。

 

 

ホイールはワークレザックスの18インチ。ちなみにノーマルは14インチなので4インチアップだ。エンジンスワップだけでなく、このあたりも一般的な旧車スタイルとは一線を画すポイントだ。

 

 

1360キロのボディにトルクフルな1JZ-GTEの組み合わせは想像以上にご機嫌で、高速道路では現代のスポーツモデルにも負けない加速力を見せてくれるというから恐れ入る。

 

●取材協力:C&Yスポーツ 愛知県愛知郡東郷町大字春木太子32 TEL:0561-38-8325

 

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