「甦れ、2000GT!」開発費は数億円! 国宝級スポーツモデルの完全レプリカに込められた作り手の思い

公開日 : 2020/04/13 06:30 最終更新日 : 2020/04/13 06:30


伝説の名車を忠実に再現した完全オリジナルカー

 

気軽なオールドスタイルを提供!

 
設立から33年を迎える老舗“ロッキーオート”。ハコスカやケンメリ等に現代のエンジンを載せ、快適で壊れないコンプリートカー販売を展開、ネオ旧車ブームの火付け役となったビルダーだ。

 

 

ロッキーオートの渡辺代表は、トヨタ自動車の設計部に3年ほど在籍した後に独立。中古車販売店を立ち上げ、当時のハイソカーブームに乗ったりもしたが、徐々に旧車・ビンテージカーの専業店へと変遷していった経緯がある。

 

 

そんな同社の集大成的なカスタムコンプリートが、開発に数億円を投じたというトヨタ2000GTのレプリカにして完全オリジナルの“ロッキー3000GT”である。

 

 

製作にあたっては、トヨタ2000GTのオリジナルボディからディメンションをデータ化。ウインドウ類、灯火類、モール類、エンブレムなどの小物まで、オリジナルを忠実に再現したパーツを開発するほどの拘りようだ。

 

これらのパーツ類は、本物の2000GTの補修にも使えるというから、その精度とクオリティがどれほどのものかは理解できるはず。

 

 

なお、ホイールも純正デザインを踏襲して製作した専用モデルを用意。そのルックスは、近くで見ても誰もがあの名車トヨタ2000GTと疑わないほどのものだ。

 

 

オリジナルのフレームに搭載されるエンジンは2JZ-GEだ。ミッションは4速オートマが基本だが、オプション設定で5速マニュアルも用意されている。タコ足やマフラーは、ボディ形状に合わせて専用設計されたスペシャル品となる。

 

 

両側のサイドパネルも再現され、エアクリーナーとバッテリーが納まるのはオリジナルと同じ。車名こそロッキー3000GTだが、名車の雰囲気は完全再現されているというわけだ。

 

足回りは前後ダブルウィッシュボーン式で、そこにオリジナルの車高調をセット。アームやブレーキ系のパーツに関しては、現在でも流通するトヨタ純正品を使用しているためメンテナンス性は高い。

 

 

インテリアも凄まじい。ウォールナット調のパネルに並ぶ7連メーターはスミス製でオリジナルを復刻。ステッキ形状のパーキングブレーキリリースもそのままで泣かせる。

 

反面、パワステやオートチルト、オートエアコンなどの快適装備はフル搭載される。リヤハッチもボタンひとつでオート開閉が可能だ。現代の交通&道路事情に合わせたメカニズムを織り込むことで、誰でもイージードライブが味わえるようにしているのである。

 

 

テールレンズやサイドマーカー(前期仕様)も完璧にオリジナルをリメイク。全てのパーツをイチから作り上げているのだから、生産コストはハンパではない。

 

 

ロッキーオートが、ここまで現代版2000GTの創出に拘ったのには理由がある。当時入手できなかった夢のスポーツカーを手に入れたいと願っても、気難しい旧車を乗りこなす自信がない…そんな年配のユーザーでも、安心して乗れるクルマに仕上げたかったからだ。

 

 

価格は2380万円。このプライスをどう捉えるかはユーザーそれぞれの判断に委ねるが、国宝級の名車を完全再現したロッキーオートの技術力と情熱には、ただただ感服するばかりだ。

 

●取材協力:ロッキーオート TEL:0564-58-7080

 

【関連リンク】

ロッキーオート

http://www.rockyauto.co.jp