「ディーラー作の軽量アルトワークスが面白い!」超速コーナリング性能を武器にサーキットを駆ける

カーボンボンネットやカーボンルーフも投入した本気仕様

 

心臓部はオリジナルのハイフロータービンで武装

 

西日本のタイムアタックイベント“CTAC(セントラル・タイムアタック・チャレンジ)2020”に登場したアルトワークス(HA36S)は、大阪のコンプリートスピードが製作したチューンドだ。同社は、スズキディーラーであるスズキ高槻南店のチューニングパーツブランド。つまり、珍しいディーラー作のサーキットスペックなのである。

 

装着されるハイフロータービンはコンプリートスピードのオリジナル。

 

ターゲットステージは周回レースということから、各部に耐久性重視のメイキングを敢行。エンジンは、オリジナルのハイフロータービンやサクションチャンバー、大容量インタークーラーなどを組み込んで最高出力は110psに達している。

 

 

真夏の連続周回を想定してウォータースプレー用タンクを搭載し、ラジエターはフロントとリヤアンダーにツインでセット。しかしその徹底したクーリングチューンが仇となり、今回のアタックではオーバークールに見舞われてポテンシャルが出し切れなかった。

 

コンプリートスピードではバネレートの設定変更無料で行うという。

 

サスペンションはRS-Rと共同開発したオリジナルのスペシャル車高調を採用。ショートストロークかつ細かい減衰力調整幅は、既存のRS-R製品とは全く異なるスペックだ。スプリングはセントラルサーキットに合わせてフロント12kg/mm、リヤ10kg/mmを組み合わせていた。

 

 

CTACのラジアルクラスにエントリーするため、タイヤはダンロップのディレッツァのβ02とポテンザのRE-71Rを用意、アタックはβ02の165/55R15を使用した。ホイールは15インチのボルクレーシングCE28だ。

 

 

このチューンドの一番の目玉は、HA36Sとしては世界で唯一(と思われる)のカーボンボンネットとカーボンルーフの採用。インタークーラーへの導風ダクトも大型化されている。

 

 

カーペットなど内装パーツは全て撤去され、乗員保護とボディ剛性アップを目的に8点式のロールケージが追加される。

 

 

今回のアタックでは、オーバークールで本領発揮できなかったものの、自己ベストに並ぶ1分34秒台を記録。車両販売だけに留まらず、こうした実走行で得られるノウハウやチューニングなど、多角的にアルトワークスの楽しみ方をアドバイスできることも、スズキ高槻南店の持つ特色のひとつというわけだ。

 

●問い合わせ:スズキ高槻南店 大阪府高槻市芝生町1-16-19 TEL:072-678-9009

 

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