「ミツビシFTOで『侍』を表現した問題作!」脇差をモチーフにしたカチ上げマフラーも注目【OPTION back number】

公開日 : 2020/03/27 05:30 最終更新日 : 2020/03/27 05:30

ヴェイルサイドのコンバットを始め、超攻撃的エアロがブームだった2000年代。その時代を象徴するような作品が、三菱チューンを得意とするエアロクラフトKAZEによる「SAMURAI」シリーズだ。ここで紹介するのは、第4弾として2003年に発表された「SAMURAI IV FTO」。その独創的メイキングを見ていこう。(OPTION 2003年4月号より抜粋)

 

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独創的なカチ上げマフラーは“脇差”をイメージ!?

 

オリジナリティを突き詰めた超異色の作り込みに注目

 

SAMURAIと名付けられたネーミングから分かるように、至るところにその片鱗が伺える独創的なデザイン。リヤフェンダーは片側40mm、計80mm拡大され、甲冑をイメージして作られている。強烈な角度でカチ上げられたマフラーは脇差しをモチーフに。紫のボディカラーは、古来の和装からヒントを得たものでインテリアに至るまで全てこの色で統一されているのだ。

 

 

KAZEが手がけるチューンドは、代表の野倉さんの好みだけでなく、ユーザーの要望を取り入れているのもポイントの一つ。何パターンか描いたスケッチ画をオーナーズクラブ内で見せて意見を聞き、最終的なデザインをまとめているそう。そのため、奇抜なショーモデルではあるが、内外装含めてデモカーと全く同様の仕様を再現することも出来るようになっている。

 

 

FTO純正のミラーはドアに装着されているが、この車両ではサイドウインドウ部分に移設。元の位置には当て板を貼って対処している。

 

 

日差しの照り返しを考慮し、ダッシュボードなどにはツヤを抑える配合の塗料を使用するなど、パーツによって微妙に塗料を変更するなどの工夫が行われている。メーターホルダー類はオリジナルのものを装備して、チューニングカーらしい雰囲気とスッキリ感を演出している。

 

 

シートは前後共にノーマルシートを張り替えて使用。フロアマットも紫で統一されている。

 

 

インマニカバーは塗装で紫に染め、ホースも可能な限り紫のものを使用。アーシングケーブルやエアクリーナーなどは同系色の赤を使用してまとめている。このようなカラーコーディネイトもポイントだ。

 

 

派手さが目立つその姿は、まさにストリートでこそ輝く強烈なもの。GTルックのような機能美を追求したエアロキットではなく、製作者のアイディアが詰まったこのような方向性はショーカーならではの魅力と言えるだろう。

 

●取材協力:エアロクラフトKAZE 千葉県館山市正木154−5 TEL:0470-20-6066