「キュートなパッソが過激に大変身!」ロータリーの老舗が手がけたレシプロ過給機チューンド

公開日 : 2020/03/26 13:00 最終更新日 : 2020/03/26 13:00

ブリッツ製bB用コンプレッサーキットを流用。速さだけでなく燃費アップにも効果あり!

 

Racy=レーシーの名に恥じない走りを実現。

 

フジタエンジニアリングが手がけたパッソは、ダイハツ製1.3L直4DOHCのK3-VEを搭載するスポーティグレード“レーシー”がベース。ロードスターのボルトオンターボ仕様に乗るオーナーが通勤&街乗り用として手に入れたものの、あまりの遅さにチューニングを決意したそうだ。

 

そこで、速さだけでなく街乗りでも扱いやすいエンジン特性を考えてスーパーチャージャー仕様とされることに。ただ、どこのメーカーにもパッソ用キットのラインナップがないため、ブリッツがかつて販売していたbB用を流用している。

 

「もちろん、そのままでは装着できませんが、アイドラープーリーを替えてスロットル径に合わせたインテークパイプを作ってあげればOK。日帰りでも装着できるレベルですね」と藤田代表。

 

 

同じ1.3Lでも、トヨタのNZ系よりひと回りコンパクトなK3-VE型エンジン。インタークーラーレス仕様のため、パイピングの取り回しが大きく変更されることもなく、見た目にはスーパーチャージャーが装着されてるとはわからない。また、燃料系はノーマルのまま、キット付属のサブコンで燃調が制御される。

 

 

スーパーチャージャー本体はエンジン後方にセットされるため、エンジンルーム側からはプーリーがチラッと見えるだけ。最大ブースト圧は0.3キロに設定される。藤田代表いわく、「パワーは測ってないですけど、ノーマルの92psから30%くらい向上してると思うので120ps前後は出てると思いますよ」とのこと。

 

 

足回りにはHKSハイパーマックスSスタイルを装着。コーナリング中のロールを抑え、適度なローフォルムを実現しながら、街乗りでの快適性もしっかり確保されている。また、ブレーキもフロントにプロジェクトμ4ポットキャリパー+スリットローターで強化済み。

 

 

ホイールはアドバンRGIIの15インチ。これに195/50サイズのポテンザRE-11が組み合わされる。ノーマルの14インチ(175/65)から1インチアップに抑えることで軽快なフットワークを実現。ルックスよりも走りを重視したチョイスだ。

 

 

インテリアではステアリングホイールをモモに、シートをレカロに交換。機能性を高めるだけでなく、スポーティな雰囲気も演出する。

 

 

ブリッツ製スーパーチャージャーはプーリーにクラッチを内蔵。ステアリングコラム左側には、スーパーチャージャーのON/OFFと作動ポイントを変更できるダイヤル式スイッチを装備。

 

 

エクステリアはモデリスタ製フロントリップスポイラーが装着される以外、基本的にノーマル。といっても、レーシーはもともと専用エアロが装着されているから、素のグレードに比べれば、見た目ははるかにスポーティだ。ちなみに、マフラーは純正オプション品が装着される。

 

ボルトオンスーパーチャージャー仕様とされたパッソは、エアコンON時でも登り坂をグイグイ登るようになって、同じ加速をするにもアクセル開度が小さくて済むから燃費も向上。パワフルな走りと経済性を両立する、まさに一石二鳥なチューニングなのだ。

 

TEXT:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)/PHOTO:小林克好(Katsuyoshi KOBAYASHI)

●取材協力:フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 ☎072-258-1313

 

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