「あえてER34スカイラインに拘ってみた!」軽量ボディに750馬力のRB25改は強烈すぎる

BNR34にはない、ER34の魅力を伸ばした名チューナーのプライベートマシン

 

心臓部は750psを発揮するRB25改RB2.65仕様

 

RBチューンを得意とする“テスタロッサ”の石川代表が、かつて製作したプライベートマシンの登場だ。店舗からアクセスの良い富士スピードウェイで、自らステアリングを握って走る(遊ぶ?)ために作ったという走行会仕様で、拘りのメイキングが盛り沢山。最強のチューンドER34と言えるような仕上がりを誇っている。

 

サージタンク、インマニ、エキマニはトラスト。スロットルはインフィニティのものをチョイス。

 

心臓部はテスタロッサでは定番となっているRB25改RB2.65仕様だ。腰下に87φの鍛造ピストンとHKSのH断面コンロッド、そしてRB26純正クランクをセットした上、ヘッドには東名パワード製のプロカム(IN/EX272度10mmリフト )や強化バルブスプリングを投入している。

 

 

組み合わせるタービンはトラストのT78-33D。F-CON Vプロによる綿密な制御で、最大ブースト圧1.6キロ時に約750psと、ゼロヨン仕様なみの大パワーを絞り出している。

 

コクピットは必要最低限。アンダーコート類も撤去されている。

 

室内は、快適装備の撤去やアンダーコート剥がしなど徹底した軽量化を敢行。これにより車重は1250kgまで絞り込まれている(ノーマル1410kg)。メーターはスタックで集中管理する。

 

室内にはロールケージも装備。

 

ドライバーズシートにはレカロのプロレーサーをインストール。7点式ロールケージはボルト留めによるもので、スポット増しも施されていない。それでもリニューアル前の富士スピードウェイで1分40秒台をマークするほどの実力を誇る。

 

 

足回りはアペックスのN1ダンパープロ車高調(F14kg/mm R10kg/mm)を軸にセットアップ。エクステリアはニスモのBNR34バンパーやハイマウントGTウイングを投入して、GT-Rと遜色ない迫力のフォルムを演出している。

 

サーキットでのハイグリップタイヤ装着のためにワイドフェンダーを装着。

 

リヤフェンダーはGT-Rよりも片側30mmワイド化した上で、18インチのBBS LMゴールドとアドバンA048(265/35-18)を組み込む。

 

 

石川代表いわく「ここまでやるならGT-Rをイジったほうが良いと感じる人もいると思うけど、ER34の方が軽いしタイヤ代やらオイル代やらの、走るためのコストも抑えられる。それと、タイムが出なくてもGT-Rじゃないからしょうがない…って、自分に言い訳できるのもメリット(笑)」とのこと。

 

 

4500〜8000rpmと、かなりワイドなパワーバンドを実現して乗りやすさにも拘ったER34。厳選したパーツと緻密なセットアップ、RBエンジンを知り尽くしたトップチューナーならではのノウハウが凝縮した、まさに理想的チューンドだ。

 

●取材協力:テスタロッサ 静岡県沼津市松長1065 TEL:055-967-5111