「センス良すぎ!と叫びたくなるS15シルビア改スタンス仕様!」パーツ調達はまさかのヤフオク?

公開日 : 2020/02/25 05:30 最終更新日 : 2020/02/25 05:30

心臓部には電子制御スロットル仕様のSR20DEを搭載!

 

シンプル&クリーンを極めたスタンス系シルビアの中身に迫る

 

チューニングカーが集う大阪オートメッセの6B号館で、一際光彩を放っていた白のS15シルビア。製作したのは、神奈川県の「Nステージ」、マシンメイクに一家言あるレーシングドライバー「谷口信輝」選手のプライベートカーの作業を一任される実力派ショップだ。

 

NOB谷口号と同様のT&EヴェルテックスのRIDGEフルエアロで武装。

リヤはS15シルビアでは少数派のダックテール仕様だ。

 
有名ドライバーが通うショップと聞けば、敷居が高そうだが、「全然そんなことはないですよ」と渡邉代表。「確かにデモカーは看板なので細部まで仕上げていますが、車高調やリヤスポイラー、サージタンク、車高調などはヤフオクで購入したものです。性能も大事ですが、現実的な部分も大事。ワンオフではなく、基本的には頑張れば誰もが真似できることを第一に考えていますね」とのこと。
 

ユーラスの逆ぞりタイプのワークスフェンダーはスムージングを施して装着。全幅は100mmほど広がっている。

 
エクステリアはT&EヴェルテックスのRIDGEフルエアロを軸に、ユーラスの逆ぞりタイプのワークスフェンダーを追加してスムージング加工。ボンネットは希少なトップシークレット製のカーボンタイプで、ダクト部分のみクリア塗装でカーボン地を残すことで、フロントフェイスに力強さとエレガントさをプラス。リヤスポイラーはムルシエラゴ用から、渡邉代表が大阪カスタムのイメージと考えたダックテールにチェンジ。これだけで、どこか懐かしいスタイルなる。

 

ホイールはストックのカラーではなく塗り分けがなされている。

 

足元は、ワークのZEAST・ST1(F19×9.5J-4 R19×11J-32)をベースにスポーク部のみオリジナルで塗装。タイヤはアドバンネオバAD08R(F235/35-19 R265/35-19)に、タイヤレターペイントでドレスアップを施すなど、作り込みに抜かり無し。

 

ベース部分にシルビアのエンブレムをあしらっている。

ワイズスクエアが展開する純正交換タイプのヘッドライトレンズキットで目元をリフレッシュ。

 

ドアミラーは現行車であるホンダS660のものに変更、樹脂が劣化して曇りがちなヘッドライトはワイズスクエアから販売されているリペアキットに交換して刷新するなど、古さを感じさせないメイキングも徹底して行われている。ミラーとレンズが新しいものになっているだけで、一般的なS15よりもフロントからの印象がモダンなものになっていることが分かるはずだ。

 

マフラーは輸入車で支持を集めるアクラポヴィチのものを加工して装着。

 

4本出しのカーボン製テールパイプは「アクラポヴィッチ」。日本ではバイク用がメジャーだが、欧州では四輪車用の製品も支持を集めている人気ブランドだ。ちなみに4本出しにするためにトランクフロアをカットし、フラットフロア化。マフラーもワンオフで製作するなどカッコだけでなく、性能も担保。こうした妥協のない作り込みが、業界人から支持される理由だろう。

 

エンジンはターボのSR20DETではなくNAのSR20DEをベースにチューニングしている。

ラジエターは86用をカットし、コアサポート内にマウントすることで、エンジンルーム内への張り出しを低減。

 
妥協がないと言えば、エンジンメイキングも見事。「とにかくスッキリ見せたかった」との理由から、ベースにはSR20DEをチョイス。本体はS15オーテックバージョンの0.2mmオーバーサイズピストンに、IN/EXともに東名パワードの260度ポンカムを組み合わせ、さらにLINKフルコンで電子制御スロットル化も敢行。NAらしいピックアップの良さと扱いやすさを両立している。
 

クランク角センサーのカバーをクリア化し、センタープレートに社名をマーキングするなど遊び心もプラス。

チタン風の焼き付け塗装が施されたトランクダンパーはGコーポレーションの新作。

美しいEXマニはGコーポレーション製のものをチョイス。

 

エンジンルームは各種配線の加工、パワステ、ウォーターポンプの電動化、バッテリー、ヒューズボックスを移設するなど、可能な限りパーツを排除(見せなくする)するワイヤータックを施した上で、サイクルフェンダーをプラス。シンプルを突き詰め、エンジンが持つ機能美を最大限に引き出している。

 

 

流行のスタンス系要素を取り入れ、各部にひと手間掛ける技あり仕上げが際立つNステージのデモカー。マーケットのトレンドリーダー達にも、参考となるポイントの多い仕様ではないだろうか。

 

●取材協力:Nステージ 神奈川県横浜市港北区新吉田町526 TEL:045−548-8776

 

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