「3代目ジェミニのチューンドはレアすぎる・・・」いすゞの個性派ベースをイジる!

ジェミニマイスターが手がけた仕様違いの2台に注目!

 

ワイド仕様のクーペ、メカチューンスペックのセダン!

 

今や街中で見かけることは皆無に等しい、3代目いすゞジェミニのチューンドが登場だ。手がけたのはファニーファクトリー。ジェミニ全盛期に全国区のショップとして知られていた名門だ。

 

いすゞジェミニ・イルムシャー・2ドアクーペ(JT191F)

 

今回紹介する車両はJT191型、いすゞ製としては最終モデルとなる3代目だ。モデルとしては追加で設定されたターボ×4WDの“イルムシャーR”が話題になったが、ここで紹介するのはFF。クーペ、セダン、3ドアハッチバックとボディ形状も豊富なテンロクNAということで、当時は個性派に支持されていたのだ。

 

エアロパーツはロードクリアランスなども考慮してデザインされている。

 

まずブルーのクーペボディは、外装を中心にモディファイ。ワイドボディ化を軸に、バンパーやウイング等のエアロパーツを全てワンオフしている。製作には細かなディティールにまで拘りまくり、何度もデザインを見直しながらようやく完成させたという意欲作だ。

 

エアの流れをイメージしながらデザインしたというリヤバンパー。

 

リヤバンパーは左右に設けたエッジによって乱気流の発生を抑制するだけでなく、フロア下を通ってきたエアを後方へとスムーズに逃がしてダウンフォースを発生。左右のダクトは、バンパー内にエアが停留してするのを防いでいる。

 

 

リヤウイングはダウンフォースを発生させるだけでなく、翼端部をフェンダーと一体化させることで流れるようなボディラインの演出に貢献している。

 

サイドステップはフェンダーとの一体成型タイプ。

 

前後のブリスターフェンダーは、グラマラスで繊細なラインでデザイン。真正面から見た時に、タイヤのトレッド面がハッキリと見えるようなフォルム作りに拘ったそうだ。また、サイドステップは大きくラウンドさせて、立体感を強調。随所にダクトを設け、フェンダー内にこもった熱を排出する。

 

心臓部の4XE1エンジンには手を入れず、ウエットショット式のNOSによるドーピングでパワー増強。車内にはNOSタンクが装備されている。

 

パワー系に関しても、ここぞと言う時にビッグパワーを引き出せるドーピングアイテムとしてNOSを投入。「ベースはオートマですし、女性でも気軽に扱えるスペシャリティというコンセプトですね。NOSはちょっと凶暴すぎるかな?!」とは製作者の浜西さん。

 

クーペとは打って変わってエンジン内部まで手が入った走り仕様のメイキング。

 

一方、イルムシャーセダンの方は、車高調やLSD等のオリジナル機能系パーツを採用したファインチューンを展開。ストリートからサーキットまで、1台でオールラウンドに楽しめるスポーツセダンに仕上げている。

 

搭載エンジンは1588ccの直4。ストック状態でのスペックは140ps/14.5kgm。

 

各部バランス取りが施された4XE1エンジンは、ヘッド面研、ポート研磨、ROMチューンといったメニューによって、最高出力は140psから165psまで実測でパワーアップしている。

 

この型のジェミニの定番となった名作がバトルマフラーだ。

 

エキゾーストはFUNNYバトルマフラーをインストール。触媒以降を交換するタイプで、かつてジェミニ乗りたちの間でブレイクしたアイテムだ。インナーサイレンサーが付属されているが、非装着でも保安基準をクリアする静粛性を誇る。

 

フロントリップとつながるようなラインで後付感の少ないシルエットを作り上げるサイドステップ。

 

エクステリアはフロントリップスポイラーで迫力の面構えを演出。フロントとのボリュームバランスを考えてデザインされたサイドステップもオリジナルだ。曲面的なジェミニのフォルムに直線的なデザインをプラスすることで、スピーディな印象に変えてくれる。

 

いすゞジェミニ・イルムシャー・4ドアセダン(JT191F)

 

チューニングシーンでは超マイナーな部類に属するJT191型を、全方位からカスタム&チューニング。明確にテーマを定めて、それに沿ってイジっていくというのも改造の醍醐味。チューニングの楽しさが伝わってくるジェミニ達だ。

 

●取材協力:ファニーファクトリー 兵庫県淡路市大谷937-12 TEL:0799-64-1678

 

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ファニーファクトリー

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