「これはもはやR34スカイラインGT-Rセダンだ!」RB26DETTにオートマを組み合わせた大人の超快速スペック!

R34セダンのAT&4WDモデルにRB26エンジン換装でGT-R化

 

そのスペックはまさしく大人のR34スカイラインGT-Rセダン!

 

箱型ボディに強心臓を搭載する手法は、プリンス時代のS54スカイライン(GT-B)時代から続く歴代モデルの常套手段。普通っぽい外観とは裏腹に、鬼のような速さをみせるギャップから、いつしか“羊の皮を被った狼”と呼ばれるようになったのは周知の事実だ。

 

そんな経緯もあり、BCNR33ではオーテックから4ドアモデルのGT-R(AT車)もリリースされたが、R34世代ではセダンボディのGT-Rが産声を上げることはなかった。そこで紹介したいのが、ガレージザウルスが手がけたこのマシン。パッと見は普通のスカイラインセダンだが、その中身は、まさにR34GT-Rセダンを具現化したと言っても過言ではないハードな仕上がりなのだ。

 

BNR34用のRB26とともに、純正タービンやサージタンク、前置きインタークーラーなど補機類も丸ごと移植している。

 

ベースとなったのはENR34。RB25DEを搭載するAT&4駆モデルであるこのグレードに、BNR34のRB26ユニットを換装。補機類まで含めてスワップされているため、全く違和感のないエンジンルームに仕上がっている。

 

BNR34純正タービンは低回転域から軽快に回る反面、ブーストアップ時の負担も大きい。そこでタービン保護のためにブローオフバルブを追加した。

 

仕様としては純正タービンのブーストアップで、最大ブースト圧1.2キロ時に400psを発揮。タービン保護のためにブローオフバルブも装着されている。

 

ザウルスで加工を行なったサードの強化ATは約700psまで対応可能だ。

 

重要なミッションは、ステージア4駆ターボモデル用のサード強化AT改を使用。これは、油圧アップやアキュームレーター加工などを施したザウルスのスペシャル品で、許容出力はおよそ700psというシステムだ。

 

インタークーラーはHKS製。アルミ2層ラジエターと13段オイルクーラーはともにトラスト製だ。

 

また、RB26は油温につられて水温も上昇する傾向にある。そのため、ザウルスでは純正の水冷オイルクーラーと独立させて社外オイルクーラーを追加できるアタッチメントを開発し、温度を安定させている。この辺りは、RB26チューンにかけては無類の強さを誇るザウルスらしいチューニングポイントと言えよう。

 

制御はF-CON Vプロで一括制御し、完全トラブルフリーを実現している。

 

エンジンマネージメントには定番のF-CON Vプロを使用。純正のエアフロをキャンセルしたDジェトロ制御としている。

 

マフラーはBNR34純正を流用。それに合わせてリアバンパーもBNR34純正へと変更している。

 

サウンドは控えめにしたいとの理由から、エキゾーストマフラーはBNR34純正を流用。上流部にスポーツキャタライザーを導入して排気抵抗を低減した大人仕様だ。

 

ホイールはBBSのLM2012プレミアム。タイヤにはアドバンスポーツ(265/35-18)を組み合わせる。

 

サスペンションやスタビもBNR34純正を流用している。ホイールはマットブラックポリッシュのBBS・LM限定モデル(18×10J)。それに合わせて、BNR34純正ブレンボキャリパーもブラックアウト処理を敢行した。

 

フロントフェンダーはユーラス製で、BNR34 Z-tuneのような形状が特徴的だ。

 

もちろんルックスの強化も抜かりなく、ユーラスのフロントフェンダーに合わせて、リヤフェンダーは片側25mmの叩き出し加工を実施してGT-R並みのボリューム感を演出。さらにスモークのウインドバイザーを新調するなど、細かい部分までブラック化してトータルフォルムに統一感を与えている。

 

ステアリングはBNR34純正を流用。それ以外はノーマル状態だ。

 

インテリアは、ステアリングにBNR34純正をチョイスしている以外はほぼノーマル。エアコンとオーディオも装備した超快適快速マシンだ。

 

フロントバンパーはイーストベアーで、フェンダーにはユーラスをセット。ミックス仕様だが、統一感のあるエクステリアを構築している。

 

まさに原点回帰。パッと見は普通っぽいが、実は速いというスタイルを見事に具現化したENR34。こと「羊の皮を被った狼」という点においては、本物のBNR34より“Rらしい”かも!? と感じさせられてしまうほどだ。

 

●取材協力:ガレージザウルス 埼玉県狭山市入間川4-8-16 TEL:04-2968-9212

 

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