「10万円のオンボロ180SXが超美麗スタンス仕様に大変身!」感動すら覚える完成度の高さ

公開日 : 2020/02/15 06:30 最終更新日 : 2020/02/15 06:30


“魅せる”に拘った極上のストリートスペック

 

内外装から機関部まで徹底リメイク!

 

今、アメリカのJDMシーンでは、240SXのカスタムが大流行している。ベース車価格がこなれていること。ファストバックのFRマシンというビジュアルと走りの優れたポテンシャル。そして、パーツラインナップを始めとする改造指数の圧倒的な高さ…など、その理由は枚挙に暇がない。

 

 

そして、TRA京都がリリースするエアロシリーズ『ロケットバニー』の存在が起爆剤となった。改造車文化の伝統とでも言うべきワークスフェンダーは国内でもブームが再燃しているが、アメリカで起こっているムーブメントはその比ではないのだ。

 

 

ここで紹介する180SXを手がけたのは、オーディオインストールを核にカスタムメイド全般を得意とする大阪のプロジェクトSJ。デモカーとして、そして代表である坂地さんのプライベートカーとして、“USストリート”を意識したメイキングが施された。

 

なんと、ベース車両の購入金額は10万円。その程度は価格から想像できるもので、内装パネルやカーペット等は一切残っていなかった。いわゆる“ドリ車”として酷使されてきたクルマで、内外装から機関部まで徹底したリメイクを敢行したのである。

 

 

前後にビス留めオーバーフェンダーを纏うエアロキットは、ロケットバニーの6666 Ver.2。ホイールは18インチでフロントが10.5J、リヤ11.5Jのワーク『XSA04C』だ。オフセットは順にマイナス16、マイナス29を選び、ワイドフォルムとディープリムが圧巻のメリハリを生み出している。

 

 

オールペンされたボディは当初、純粋なオレンジを想定していたが、山吹色に近いイエローに仕上げられたことが、結果的に個性を際立たせることとなった。なお、ブラックアウトされたインタークーラーには、NXを吹き付けて吸気温度を一気に冷却するスプレーリングを装備する。

 

 

SR20DETは、腰下に純正オーバーサイズピストンを組み、ヘッドには東名パワードのポンカムを投入。ポート研磨等の加工、ガスケットやVベルト、各種ホースを一新してオーバーホールされた。組み合わされるタービンはGT-RSで、制御にはパワーFCを使用。ブースト圧1.2キロ時に350psを発生させる。

 

 

そして、内装。オーディオのカスタムインストールは、プロジェクトSJが最も得意とするところ。実用性をオミットしないようにレイアウトされ、システムはDVDヘッドユニットを核に、4chアンプとモノラルアンプでフロント2WAY+サブウーファーを駆動させる。NXのタンクは、インタークーラーへ噴射するスプレーリング用だ。

 

 

内装を取り外すのが日本の走り屋の文化だが、アメリカではフル装備するのが基本。パネルやカーペットなどの入手は困難だったが、ドンガラ状態から見事に復元した。さらにダッシュボードへのアルカンターラ張りを始めとする各種パネルの張り替えで、上質な室内空間を構築している。

 

 

センタークラスターは9インチモニターのインストールに伴いフル加工。エアコン操作パネルはオーバーヘッドに移設される。なお、メインメーターはスタックのオールインワンタイプに換装。アメリカのストリートでは各種メーターを装備しているマシンは少なく、日本の走り屋文化を意識した部分である。

 

 

仕様だけを見れば、決して過激なものではない。だが、全身に隈無く手が入れられた、そのパーツセレクトのセンスやバランス感覚に魅了されてしまう。もはやアメリカにもいないであろう、最高のストリートスペックがここに完成した。(PHOTO:南井浩孝)

 

●取材協力:プロジェクトSJ TEL:072-849-1212

 

プロジェクトSJ

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