「これが働く軽トラの未来なのか!?」メーカーが本気で作ったアクティトラック改がヤバすぎる!

キュートなルックスとは裏腹に走行性能はまさしくスポーツトラック!

 

ホンダアクセスの社員たちが製作した魔改造トラックに試乗してみた

 

東京オートサロン2017において、業界内での評判が異様に高かった出展車両が、このHA9型アクティベースの変わり種カスタム『T880』。製作したのは、ホンダ純正のアクセサリーメーカーとして知られる“ホンダアクセス”の社員(有志)達によって構成される『N lab.』だ。

 

往年の名車T360を思わせるキュートなルックスに仕上げられている。

 

「仕事はカッコ良く」をコンセプトに手が入れられたエクステリアは、ボディカスタムの複合技で大変身! チョップドルーフ化やワイドフェンダー加工、スムージングなど、あらゆる技が盛り込まれている。

 

 

ベースとなるアクティはミッドシップの軽トラック。荷台の下に搭載されたエンジンは、アクティ純正(E07Z)のシリンダーブロックにバモスターボの腰下パーツやヘッド、タービンまで流用。ECUの配線加工をはじめ、作業はワンオフの連続となり、エンジン始動までの道のりは当初の想定より険しかったそうだ。

 

コクピットは純正メーターを廃し社外メーターで一新されている。

 

室内も凄まじい。ダッシュボードはアクティトラックをベースに、追加メーター埋め込み&パネル化で大胆にイメチェン。このパネルは3Dプリンターで出力することで、手軽にイメージを形に落とし込んでいる。ステアリングもスポーティな角度に変更。ミッションはアクティ純正だとギヤ比が合わず、すぐに吹けきってしまうためビートの純正5速MTに換装されている。

 

ロースタイル実現のためチョップドルーフを敢行しつつボディ剛性も確保するためロールケージを装着。

 

ルーフを150mm切り下げ加工してFRPで製作しているため、キャビンにはロールケージを組んで剛性を確保。足回りにも補強バーが追加され、ボディはスポーツカー並みの強靭さを誇る。

 

シートクッションを装着し、長時間のドライブでも疲れにくいポジションを設定している。

 

シートには腰をサポートする形状で作られたクッションも用意。想像以上にホールド性が高く、腰痛持ちにも優しいとか!? キャビン背面のセンターに設けられた溝は荷台にバイクを積載する際のタイヤ受けだ。

 

あおりは観音開き/下開きの両方に対応する。

リヤバンパーはパラシュート効果低減とエンジン冷却に貢献するレーシーなデザイン。

 

荷台部分も拘り満載だ。荷物の載せ降ろしが楽になるよう、テールゲートは縦開きと観音開きの2パターンで開閉可能。バイクも積載できるようにキャビン後部にはタイヤが収まるスペースを設けているのも実用スペックのひとつだ。センター出しのマフラーは、250ccバイク用の廃材をベースにワンオフしたものだという。

 

センターキャップはオリジナル。T880のロゴあしらっている。

 

フェンダーをワイド化した上で、14インチのRSワタナベに引っ張りタイヤを履かせてインストール。サスペンションは市販のダウンスプリングと、専用セッティングされたショックの組み合わせ。フロントブレーキはウィルウッド製キャリパーに変更、リヤも他車種流用によってディスク化されている。

 

 
この魔改造Kトラに試乗したOPTIONグループ総帥のDaiこと稲田大二郎は「ソフトな足なのにすごく安定する。ワイドトレッド化が奏功しているのだろう。そして速い! 室内は多連メーターやステアリング位置の関係でスポーツライクなんだけど、シフトレバーが長くてトラックを運転している気分も味わえる。本当に色々なアイディアがミックスしていて面白いし楽しい! もう傑作だね。ホンダもこういうの市販してくれれば、若者は乗るんじゃないの?」と絶賛。
 

腹下にあるインタークーラーやエンジンにフレッシュエアを送り込むダクトも用意されている。

 

見れば見るほど実用面まで考え抜かれたメイキングに圧倒されるが、こうした本気の遊び心を自動車メーカーやその関連企業が示してくれるのは非常に嬉しいこと。いつの日か…と期待せずにはいられない。

 

●取材協力:ホンダアクセス 埼玉県新座市野火止8-18-4 TEL:0120-663521

 

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ホンダアクセス

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