「500馬力でも10年間ノントラブルのランエボ7!」筑波を1分切りで周回する快速チューンドに迫る

2.2L+RX6タービンで壊れにくく速い500馬力仕様を実現

 

温度関係は徹底的に気を配るべし!

 

ガレージカゴタニが手がけた真紅のランエボ7は、タイムアタックを前提に製作されたチューンドだ。筑波サーキットでは1分切りで周回するほどの実力を持っている。

 

2.2L+RX6タービン仕様の4G63。ここぞという時にはブースト圧を2.0キロ以上をかけて600ps近くも可能なスペックを誇る。

 

エンジンは、可変バルタイ(MIVEC)無しの4G63をベースに東名パワードのキットで2.2L化。そこに東名パワードのプロカム(IN&EX:270度)とRX6タービンを組み合わせる。ブースト圧を2.0キロ以上かけて600ps近くも可能なスペックだが、乗りやすさなども考えてブースト圧を1.5キロ(500ps)に抑制。それでもレブリミットの8000rpmまでキッチリとパワーが追従するというから十分だ。

 

パワー&レスポンスともに優れるRX6は籠谷代表イチオシのタービンだ。

 

ちなみに、IHIのRX6はガレージカゴタニ籠谷代表お気に入りのタービンで、パワーも出るしレスポンスにも優れている上、耐久性が抜群なのだとか。

 

サージタンクは純正をベースに加工して容量を拡大している。

エンジンルーム内のヒートエアをムキ出しエアクリが吸わないように設けられたエアクリーナーボックス。

 

サージタンクは純正をベースにした加工品でサージ容量を拡大。エアクリーナーはインテークの熱干渉を極力抑えるべく、ムキ出しエアクリをボックスで隔離している。

 

冬場の1発アタックに絞るなら軽量化のために最低限という考えもあるが、季節を問わずサーキットを連続周回するなら冷却強化は必須。

この車両ではオイルクーラーをツインで装着して、油温の安定化を図っている。

 
エンジンの耐久性を確保するために油温を安定させることは重要。このランエボ7は、フロント左右にエンジンオイルクーラーを振り分けて対策済みだ。2.2L仕様のエンジン製作から10年近く経過しているが、温度管理と定期的なメンテナンスのおかげで、これまで大きなトラブルは皆無というから恐れ入る。
 

排気効率を追求してマフラーはフロントパイプからワンオフ製作している。

 

排気環境は、60Φから70Φ、そして80Φへと段階的に太くなるガレージカゴタニのワンオフフルエキゾーストを採用する。

 

制御はパワーFCが担当。その上にはデフィ追加メーターのコントロールユニットをセット。

 

エンジンマネージメントにはアペックス製のパワーFCを採用。「最初にブーストアップした時に使っていたパワーFCを書き換えて使ってます。F-CON Vプロへの変更も考えたけど、このままでも不満はないかな」とのこと。インジェクターはメインに1000ccを組んでいるが、それもパワーFCでそのまま制御している。

 

コクピット周りは追加メーターやラップタイマーなどが並ぶ。

 
コクピット周りはサーキットスペックとは思えないほどシンプルメイク。クスコ製のロールケージは、ガセットを介して各ピラーに固定することでボディ剛性もキッチリ確保。追加メーターはデフィ製で統一している。
 

FRPのドアパネルをはじめ、カーボンのボンネットやトランクといった外装の軽量化パーツはカゴタニオリジナル。

 

ドアパネルはFPR製、内張りもカーボンパネルを使って軽量化を推進。その他、各部に軽量マテリアルを奢って車重を抑え込んでいる。

 

燃料タンクは純正を廃してレース用安全タンクをトランクにマウント。その脇にはコレクタータンクも設置されている。

 

トランク内にはレース用の燃料タンクとコレクタータンクが鎮座する。ハードな走行で横Gが掛かっても安定した燃料供給を行えるシステムを構築しているのだ。

 

 

一方、足回りはオーリンズ車高調を軸にセットアップ。当然ながらAYCとLSD(クスコ製)とバランスさせながら、旋回性能に磨きをかけている。

 

温度に気を配りつつ定期的にメンテを行うことで、ハードチューニング仕様でもトラブルフリーで長く楽しむことができる。もちろん、その裏にはガレージカゴタニの高い技術力が寄与していることは言うまでもない。

 

●取材協力:ガレージカゴタニ 埼玉県北葛飾郡松伏町大川戸578 TEL:048-991-9789

 

【関連リンク】

ガレージカゴタニ

http://www.kagotani.jp/index.html