「国産ターボ勢と真っ向勝負できるT67ターボ仕様のBMW318is!」ローコンプ&ハイブーストで勝負!

公開日 : 2020/02/05 13:00 最終更新日 : 2020/02/05 13:00


BMWが誇る珠玉のNAユニットに禁断のボルトオンターボ化を敢行

 

国産パーツで輸入車を覚醒させる技ありチューニング!

 

このBMW318is(E36)は、かつてセントラルサーキットを舞台にした“ユーロカップ”用に製作されたチューンドだ。興味深いのは、タービンをはじめパーツのほとんどが国産チューニングメーカー製ということ。

 

ノーマルに対して搭載位置を30mm後方&15mm下方とすることで前後重量バランスの改善と低重心化を実現。

 

エンジン本体は前期モデルのM42型1.8L直4がベース。強度に優れた鋳鉄製シリンダーブロックを採用するモデルだ。レースを走るだけでなく耐久テストも兼ねているため、燃焼室容積の拡大加工で圧縮比を10.5から8.7に落としてメタルガスケットを組んだ以外、基本的にノーマルのままだ。

 

スロットルボディはM3純正6連スロットルを流用した4スロ仕様で、チャンバーはRNN14パルサー用をベースにファンネルを内蔵したワンオフの分割式となっている。コンピュータはモーテックM4を採用する。

 

タービンはウエストゲート式のT67を採用。500psを狙える風量を誇る。

 

そこに大型のT67タービンをセットし、ブースト圧1.2キロ時に370〜380ps…というのが1次仕様になる。最終的にはエンジン内部までキッチリ手を入れて500psを狙う。

 

 

EXマニはワンオフ品だ。排気効率を考えて、集合部までの長さを750mmとした等長タイプとなる。タービンはシリンダーブロックのすぐ脇、元々エアコンコンプレッサーが位置するあたりにセットされる。ちなみにインタークーラーはトラストのGT-R用だ。

 

リヤディフューザーを装備してアグレッシブに仕上げられたリヤビュー。

 

排気系は70φフロントパイプに、後方に向かうに従ってメインパイプが70→75→80φと拡大するマフラーを装着。いずれもワンオフ品だ。また、スペアタイヤが収まるフロア部とバンパー下部をカットしてディフューザー化。高速域での安定感を高める。

 

ドライバーズポジションを後方に追いやって前後重量配分を最適化している。

 

室内も凄まじい。20cm後退させたシートポジションに合わせてダッシュボードやペダルも後方に移設。シフトレバーに至っては操作性を高めるため、フレームを組んでカサ上げまでされている。追加メーターはピボット製で統一。センターコンソールの油温、油圧、燃圧、排気温計は全体をスモーク状のアクリル板で覆うことで、イグニッションオンで文字盤が浮かび上がるように作られているのだ。

 

 

「ビーエムの直4は国産エンジンで言えばSR20、直6はRB26に匹敵する格好のチューニングベースだと思います」とオーナー。輸入車のチューニングは敷居が高いと思われがちだが、国産ベースと同じ手法でパワーアップが可能。それを教えてくれているような318isターボ仕様だ。