「トラストの新型ポン付けターボキットで武装したWRX STIの実力とは!?」RXタービンでEJ20は激変する!

マルシェVABがトラストの試作ターボキットを実戦投入!

 

サーキットアタックを重ねても3年以上ノントラブルの超耐久ストリートマシン!

 

ブーストアップから着実にステップアップしてきたマルシェのVAB型WRX STI。HKS2.2Lキット+GTIIIタービンというパッケージで熟成を重ねてきたが、更なるポテンシャルアップをもくろみ、大幅な仕様変更を実施した。トピックは、トラストが水面下が開発を進めているTD06SH-20RXを軸にした新作ターボキットの先行導入だ。

 

 

TD06SH-20RXタービンは、名機TD06-20Gの後継モデルだ。その特徴は、コンプレッサーホイールに「アルミビレットインペラ」を採用しているという点。高強度のアルミ合金から削り出されるインペラは、そのぶん肉薄化が可能となる。結果、ブレード面積を大きく取ることができて、風量がアップするという寸法だ。同時にコンプレッサーホイールの軽量化にも繋がり、レスポンスアップに貢献。風量は500psクラスとなる。

 

 

ハウジングはEJ20専用設計となっており、VABの純正サクション&純正インタークーラーに完全対応。つまり、ボルトオン型の500ps対応タービンキットというわけだ。マルシェではこの試作タービンキットをテストをかねて組み込んだ結果、これまで使用していたGTIIIタービン仕様と比べて、最高出力は約20psの上乗せ(最高出力420ps)に成功したという。

 

 

ちなみにEJ20エンジン本体は、HKSの鍛造ピストンやH断面コンロッド、削り出しクランクで排気量を2.2L化。約3年酷使しているにも関わらず、全くのノントラブルというから恐れ入る。純正インタークーラーにはオリジナルのボロンコートを施工する。パワーアップに合わせて交換されたインジェクターはサードの850cc、オイルクーラーはマルシェのオリジナル品となる。エンジン制御もマルシェオリジナルのECUだ。

 

 
足回りは、テインのMONOレーシングに変更。マルシェ代表の石田さん自らが走り込みを重ねてセッティングを導き出したというこの車高調では、コーナー脱出時のプッシングアンダーを抑え込み、より積極的にアクセルを踏み込んでいける特性に仕上げているそうだ。スプリングレートはフロント14kg/mm、リヤ16kg/mmをチョイス。
 

 

ブレーキはエンドレスのモノブロックを投入。ホイールはボルクレーシングZE40で、タイヤはダンロップ・ディレッツァ94R。バリスのフロントフェンダーを入れ、前後とも255/40-18を収める。

 

 

このように、今回は大幅な仕様変更をしたにも関わらず、鈴鹿サーキットでのテストでは1ヒート目から自己ベストの約1秒落ちとなる2分20秒台をマーク。気になった箇所を見直して2ヒート目に挑んだが、赤旗中断によりアタックのタイミングを逃し、ベスト更新とはならなかった。ともあれ、大きく戦闘力アップを果たしていたマルシェのVABは、今後のさらなる熟成が見逃せない1台だ。

 

■エンジン:HKS 鍛造ピストン、H断面コンロッド、削り出しクランク、サクション、スーパーターボマフラー、燃料ポンプ/トラスト TD06SH-20RXタービン、ウエストゲート/サード 850㏄インジェクター/マルシェ ECU ■ドライブトレイン:エクセディ コンプRツインプレートクラッチ/クスコ LSD(F:RS 1.5ウェイ、R:MZ 2ウェイ) ■サスペンション:テイン MONOレーシング(F14kg/mm R16kg/mm)/マルシェ リヤスタビ(22φ)/クスコ ピロブッシュ ■ブレーキ:エンドレス キャリパー(F6ポット、R2ポット)、ローター(F340mm、R:326mm)/CC-Rgパッド ■ホイール:ボルクレーシングZE40(F10J×18+39、F9.5J×18+45) ■タイヤ:ディレッツァ94R(255/40R18) ■インテリア:ブリッド ZETАIIIプラス/クスコ 6点式ロールケージ/VEGA ヘッドアップディスプレイ ■エクステリア:バリス・フルエアロ、ボンネット、フロントフェンダー、GTウイング、リヤディフューザー 他

 

●取材協力:カーステーション マルシェ 群馬県前橋市亀里町1224 TEL:0247-265-6789

 

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