「オートマ最速を目指した高圧縮ターボ仕様の初代ロードスター!」弾けるようなレスポンスが魅力のチューンドNA8C

公開日 : 2020/01/24 15:00 最終更新日 : 2020/01/24 19:25

オートマ最速仕様として製作された排気量アップ+ボルトオンターボ仕様!

 

NA領域でも鋭いレスポンスを実現する高圧縮ターボチューン

 

オートマ最速仕様をコンセプトに製作し、ノーマルボディのロードスターで筑波コース1000を39秒8でラップするのが、このNA8C。手がけたのは老舗“メカドック”。ATロードスターのチューンはかなりマイナーな存在だが、マシンメイキングはかなり本気だ。

 

 

エンジンは戸田レーシングの2mmオーバーサイズピストンでボアを85φとし、1928ccまで排気量アップ。これにGT2510タービンを組み合わせ、圧縮比10.5でブースト圧1.2キロというのが見どころだ。

 

ハイコンプターボとした理由は、オートマ車だと7000rpmシフトでも3500rpmまでドロップして、パワーバンドを大きくハズしてしまうから。つまり、NA領域でのパワーとレスポンスを高めるため、高圧縮でなければならなかったわけだ。また、ハイブースト仕様に合わせてN15スロットルとオリジナルサージで吸気系の容量アップも図られている。

 

 

GT2510というタービンチョイスの理由は、オートマ保護のため。他のタービンと比べるとトルクの立ち上がり方がマイルドなのだそう。エンジンの圧縮比アップに加えて投入された、メカドックのオリジナルカム(IN/EX264度/9.2mm)によって、鋭いレスポンスを実現するエンジンに仕上がっている。最高出力は250psを誇る。

 

 

NA8C用の強化オートマは存在しないため、ノーマルで250psものパワーを受け止めなくてはならない。そのため、サーキット走行では130度にも達するATFの温度を下げるべく、フロント開口部にはATFクーラーとウォータースプレーを追加。なお、このATFクーラーはHKSの9段オイルクーラーを加工したものだ。

 

 

MT車ほどのエンジンブレーキが期待できないオートマ車は、それだけブレーキにかかる負担も大きい。そこでローター径を290mmに拡大し、ブレーキパッドもアクレの特注品を使って容量アップ。車高調は大山オートのオリジナル。組み合わされるスプリングはスウィフトのフロント14kg/mm、リア12kg/mmだ。

 

さらに、F-CON Vプロ制御でロックアップを早め、エンジンブレーキを効きやすくしてるのもオートマならでは。このNA8Cには、MT車チューンとは異なる技術やノウハウが注ぎ込まれているのである。
 

SPECIFICATIONS

■エンジン&駆動系:BP-ZE改1.9L仕様/燃焼室スキッシュR加工、鏡面加工、ポート段付き修正/オリジナルカムシャフト(IN/EX264度 9.2mmリフト)/TODA1.0mmメタルガスケット、85φピストン/ファミリアGT-Aeコンロッド/HKS GT2510、強化アクチュエーター、エアクリーナー、Sタイプインタークーラー/ワンオフ60φパイピング/N15スロットル/オリジナルサージタンク、インマニ、60φフロントパイプ、レーシングセミチタンマフラー(メイン76.3φ)/ARCアルミ2層ラジエター/HKS15段オイルクーラー改/サード210L/h燃料ポンプ、550ccインジェクター×4/オリジナルデリバリーパイプ/HKS F-conVpro/HKS9段オイルクーラー改ATクーラー/ATSカーボン2wayLSD ■サスペンション:大山オートオリジナル車高調/スイフトスプリング(F14k R12k)/F290φローター RNBIIローター/アクレー特注パッド/ステンメッシュホース/トタルDOT4 ■タイヤ&ホイール:アドバンA048(F215/50-15 R225/45-16)/Fワーク(7J) Rケイヒン(8J) ■インテリア&エクステリア:オクヤマ4点式ロールバー+サイドバー/スポット増し/サイドパフォーマンスバー/スパルコバケットシート/水温、油温、油圧、ブースト、排気温、AT油温計/ガレージベリータイプS Fバンパー/C-WEST GTウイング/オリジナルアンダーパネル

 

●取材協力 メカドック 埼玉県富士見市下南畑661-1 TEL:049-265-4987

 

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メカドック

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