「RE雨宮タイムアタック号に憧れ続けた男の物語」これぞスーパーG令和スペック!【東京オートサロン2020】

スーパーGの血を受け継いだFD3Sサーキットスペック

 

令和に蘇った伝説のタイムアタックスペシャル

 

2000年代のタイムアタック全盛期において、GT-Rをはじめとするライバル勢を寄せ付けない速さをみせた伝説のロータリーチューンド「RE雨宮スーパーG 2000」。

 

 

筑波サーキット・コース2000で56秒8を叩き出したのをはじめ、富士スピードウェイや鈴鹿サーキットなど、全国の主要サーキットで軒並みコースレコードを塗り替えるなど、その強さは圧倒的。当時、筑波サーキットを舞台に開催されていたOPTION誌のスーパーラップや、OPTION2誌のスプリントレースでも無敵の速さを誇った。

 

 

このチューンドに憧れてFD3Sを購入したユーザーも決して少なくないと思うが、RE雨宮ブースに展示されていた“RE雨宮benten-TA号”のオーナーもそのひとり。今から20年近く前、高校生時代にスーパーGの走りに魅了されたというオーナーが「スーパーGと同じ車両を作って欲しい!」とオーダーしたのである。

 

 

エンジンは400ps/48kgmを発生させるRE雨宮独自のブーストアップ仕様となる。実際のスーパーGは、13B改サイドポート+TD07-25Gタービンで500psを発揮するハイレスポンス仕様であったが、技術の進化で純正タービンでも十分な速さを手に入れることができると、雨さん自身が判断してのこと。

 

 

サーキット走行を前提にABSは撤去され、それに伴いブレーキラインは美しく引き直されている。配管にはブレーキバランサーもセットされる。

 

 

エクステリアは、東京オートサロン2019で発表したフロントワイドフェンダーを軸にしたAD-GTキットIIIで武装。フロントバンパーはフェイシャーN1+アンダースウィープで空力に磨きをかけている。

 

 

リヤウイングは強度を重視してフレーム直付けとし、ナンバープレート脇からステーを立ち上げるバーチカルマウントを採用。このあたりは当時とは異なる“スーパーG令和仕様”と呼べるポイントだ。

 

 

サスペンションは足回りチューニングのスペシャリスト“スクートスポーツ”のオリジナル車高調で、スプリングにはスウィフトをセットする。

 

 

ホイールはスーパーGと同じエンケイのRP-F1(F9.5J-18+38 R10J-18+38)、タイヤにはアドバンA050(265/35-18)を組み合わせる。

 

 

ボディワークはスーパーGと同レベルだ。徹底した軽量化により車重を抑え込みつつ、バーやパネルによる補強でパワーをロスなく受け止めるシャーシを構築している。RE雨宮によるカスタムロールケージはフル溶接&ガゼット留め仕様となる。

 

 

室内は無駄を省いたシンプルなレーシングメイク。メーターはAIMのMXLメーターで集中管理する。シートはブリッドの新作ジーグIV。ミッションはスーパーGがヒューランド製6速シーケンシャルだったのに対し、このマシンはFD3S純正となる。エンジンスペックとの相性を考えての選択だ。

 

 

スーパーGは漠然と「FD3S=最強のコーナリングマシン」というイメージをエンドユーザーに植え付けた存在であり、RE雨宮というチューニングショップの技術力の高さを世界中に示したマスターピースでもある。その伝説を引き継ぐ新たなタイムアタックスペシャル。今後の活躍に期待したい。

 

●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007

 

【関連リンク】

RE雨宮

http://www.re-amemiya.co.jp/


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