「ワイドか?それともナローか!?」GRスープラに2種類の表情を与えたバリスの傑作【東京オートサロン2020】

公開日 : 2020/01/10 21:47 最終更新日 : 2020/01/10 23:50

フェンダー一体型ボンネットのデザインは要注目

 

ドライ並みの超軽量ウェットカーボンGTウイングも製作!

 

今年の東京オートサロンは、GRスープラ祭りだったと言っても過言ではない。その中で来場客の注目を集めまくっていたのが、老舗エアロパーツメーカーのVARIS(バリス)の作品。ワイドボディ用とノーマルボディ用で、それぞれ表情が異なる2台のGRスープラを展示したのだ。

 

VARIS ARISING-I

 

 

まずはノーマルボディ用から。この作品はバリスのARISING-Iシリーズの位置付けとなり、装着されているパーツは「フロントスポイラー」「フロントカナード」「クーリングボンネット」「サイドアンダースカート」「リヤディフューザー」「リヤシュラウド」「GTウイング」「マウントブラケット」の8点だ。

 

 

「ルックスと機能性を両立する」というコンセプトに基づき、フロントはダウンフォースを意識しつつ、やり過ぎ感のない印象のリップスポイラーとカナードをインストール。

 

 

フロントリップスポイラー同様に、立体的な造形でボトムラインに抑揚を付けるサイドスカート。ステップエンドに与えたウイング状のフィンも、アダルトスポーティ仕様の底上げに好アクセントだ。

 

 

バンパーの周りを覆うシュラウドと、整流効果を狙ったディフューザーでリヤは攻撃的な仕上がりに。GTウイングのブラケットは専用品で、こちらのGTウイングは1520mmのストリートIIタイプだ。

 

 

クーリングのために追加されたダクトはもちろん、純正には存在しないプレスラインが違和感なく与えられた高機能ボンネット。この製品こそ、バリスがGRスープラ用エアロパーツで最もデザインに時間と手間をかけた部分だ。その仕上がりは「バンパーのデザインよりも効果的で、これだけで純正のただ丸いボディから印象がガラリと変わった」と話すほど。

 

VARIS SUPREME

 

 

そして、強烈なインパクトを放つワイドボディキット。名称はSUPREMEだ。構成は「フロントワイドリップ」「フロントフェンダー+エクステンション」「サイドスカート+ビッグアンダーカナード+サイドエアパネル」「ドアパネル」「リヤフェンダー」「リヤフェンダーシュラウド」からなるワイドボディキットに、「カナード」「リヤディフューザー」「GTウイング」「マウントブラケット」「クーリングボンネット」というオプションパーツをフル装備した状態だ。

 

 

リップ等の基本的なデザインはARISING-Iと共通だが、前後ともワイド化に合わせてバランスを再構築。形状を細かく見直しているのだ。

 

 

前後のワイドフェンダーはどちらも貼り付けタイプとし、ボンネットが問題なく開閉できるように分割構造を採用。フロントのワイド幅は片側85mm。ダクトなどと合わせると、フロントフェンダーだけでも6ピース構成というから驚かされる。

 

 

リヤは片側70mmのワイド仕様となるが、純正のイメージを残しつつワイドになるようドアパネル部分やサイドスカートもフェンダーの幅に合わせた専用品としている。

 

 

フェンダーの出幅に合わせて適正位置にアウトレットダクトを設定するのも、機能性を重視するバリスならではのデザインと言える。

 

 

一見普通のカーボンウイングに見えるが、素材には全く新しい軽量ウエットカーボンを採用。これにより、1800mmの長さにも関わらずメインフラップの重量は2.6kgに収まった。

 

ちなみにこの素材は、スーパーGTマシンのウイング等に使われるような特殊なもので、強度は高いが加工が難しい12K(カーボン繊維が1束12000本の意味で、一般的に使われるのは3K)をさらに圧縮したシロモノ。驚異的な軽さと薄さを誇るが、その分、成形が難しいという非常に高度な技術が要求される素材なのだ。今後バリスでは、この素材を一部製品に採用していくことを思案中とのこと。

 

 

この他、バリスではロスマンズカラーのJZA80スープラやスカイライン400R、R35GT-Rなど計9台もの車両を展示中。ブースは西ホール1に位置しているので、最先端エアロテクノロジーを是非ともその目に焼き付けてほしい。

 

●取材協力:バリス TEL:042-689-2939

 

【関連リンク】

バリス

http://varis.co.jp