「コンマ1秒を追求して進化を続ける1200馬力の紅きR35GT-R」シーズンごとに馬力を高め続けるパワーモンスター!

公開日 : 2019/12/30 13:00 最終更新日 : 2020/01/06 16:04


1200馬力へのアップデートが完了!

 

ハイリフト化で高回転領域を強化してタイム更新を狙う

 

鈴鹿サーキットや富士スピードウェイといった国際サーキットを主戦場としつつ、あくまでもストリートの延長線で速さを引き出すべく、必要最小限の空力に留めるのがウイングタケオのR35GT-Rだ。

 

 

ダウンフォースに頼らずタイムアップを狙うにはパワーは欠かせないとの考えで、2019シーズンはこれまで熟成させてきた4.0L×TD06SH-25Gツインターボのコンビネーションそのままにカムのリフト量を見直してきた。

 

 

その効果は想像以上で、同じIN&EX272度でありつつもピークパワーは1000psから1200psへと大幅にアップ。これは従来7000rpm付近が苦しくて1.8キロへ抑えていたブーストが、10.8mmから11.3mmへハイリフト化したことで、ブースト圧を2.0キロまでしっかり掛けられるようになったためだ。

 

 

エクステリアは、タイムを狙うならダウンフォースは欠かせないと承知しているが、あくまでもストリートチューンドの延長線でアタックへ挑みたいとトップシークレットのボディキット&オリジナルのGTウイングを装備。R35のタイムアタックで課題となるアンダー対策は、フットワークセッティングで引き出しつつパワーで速さを引き出すスタンスだ。

 

 

サスはレートなど含めて足回りは昨年同様だが、チェック走行でドライバーを務めた木下みつひろ選手からアドバイスを受けて、フロントの減衰力をソフト方向に調整。調整後はタイヤ性能の引き出すとともに回頭性が高まったとのことだった。タイヤには前後とも285幅のアドバンA052を投入。強力なトラクション性能を確保している。

 

 

ブレーキはフロントにエンドレスのモノブロックシステムを奢り、リヤはローターを大径化してフロントとのバランスを取る。

 

これまでの1000ps仕様で鈴鹿サーキット2分9秒856をマークしていることからタイムアップに期待が寄せられたが、取材時は残念ながらマイナートラブルでアタックタイミングを逃し、タイム更新とは行かなかった。

 

 

「過度な空力に頼ることなく速さを引き出そうと、パワーの引き出しに取り組みました。リフト量を稼いだことによってブースト2.0キロが可能になり、高回転領域の頼もしさが格段に増したのですが、結果に結び付けられず残念。リベンジに向けて、さらなる熟成を図っていきます」とはウイングタケオ竹尾代表。

 

 

200psの上乗せや回頭性を高めるために施したフロントダンパーのセットアップが好感触だったことを考えると、ベスト更新は確実といえる状態なはず。1200psものポテンシャルでどのような速さを引き出してくるのか、今後目の離せない1台と言えるだろう。

 

SPECIFICATIONS

■エンジン:HKS 鍛造ピストン、コンロッド/トラスト TD06SH-25Gタービン、サージタンク、インタークーラー、ウエストゲート、ブローオフバルブ、エアクリーナー、エキマニ/東名パワード カムシャフト(/RH9 1300ccインジェクター×6、フルチタンマフラー/ウイングタケオ オリジナルECU/DRL ラジエター ■ドライブトレイン:DCTクーラー/NEKO ドグギヤミッション/HKS クラッチパック/カンサイサービス LSD ■サスペンション:ウイングタケオ クラックス車高調(F20kg/mm R16kg/mm)/トップシークレット スーパーアッパーアーム ■ブレーキ:エンドレス モノブロック ■ホイール:エンケイ レーシングGTC01(10.5J×20+18) ■タイヤ:アドバンA052(FR285/35R20) ■エクステリア:トップシークレット ボディキット/ウイングタケオ ドライカーボンGTウイング

 

●取材協力:ウイングタケオ 三重県三重郡川越町高松86-1 TEL:059-363-2104

 

【関連リンク】

ウイングタケオ

https://www.wing-takeo.com/