「GRスープラの2.0L(SZ-R)と3.0L(RZ)はどのくらい速さが違うんだ!?」ゼロヨンで比較してみた!

公開日 : 2019/12/27 05:30 最終更新日 : 2019/12/27 05:30


ドラッグコースでGRスープラ全開加速テストを実施!

 

RZとSZ-Rの差は400メートルで1.5秒!

 

「3.0LターボのRZと遜色ないほどに感じる」。これは、2.0LターボのSZ-Rグレードに試乗した人が口を揃えて言うセリフだ。トルクの立ち上がりが良く、実用域での速さは確かに必要にして十分なほど。とはいえ、全開加速比較となればパワー差は出るはず。では、その差はどの程度のものなのか? そんな疑問を解決するために、RZとSZ-Rの2台をセントラルサーキットに持ち込み、ドラッグコースで全開バトルさせてみた。

 

 

この企画に協力してくれたのは、関西の走り屋“ハタヤン”(RZ)と、香川県のチューニングショップ“ワイズ・スタイル”(SZ-R)。

 

 

どちらもフルノーマルというわけでなく、ハタヤン所有のRZは柿本改の試作マフラーを装備。納車日が決まった瞬間にオーダーし、完全なテストピースのワンオフで製品版とは異なるそうだ。

 

 

一方のワイズ・スタイルのSZ-Rは、HKSのスプリングとボルクレーシングG25の19インチ(F9.0J×19+30 R10.0J×19+45)をセット。タイヤはアドバンスポーツ(F255/35R19 R275/35R19)という組み合わせだ。

 

 

両車ともわずかにチューニング&カスタムを開始しているが、どちらも新車でパワーユニット自体はブースト圧も含めてノーマルのままだ。計測にはGPSロガー機を使用し、走行はローンチやバーンナウト(シャシーダイノモード)モードなどを探りながら敢行。最終的にハタヤンRZが7本、ワイズ・スタイルSZ-Rが3本走行することができた。

 

●RZ(DB42)計測結果

 

まずRZから。記録は12秒562で、7本のアタックのうちミスがなかった5本は12秒562〜12秒720に収まっていた。5秒23という100キロ加速タイムも含め、純正タイヤでこれだけの記録が出たことには素直に脅かされる。

 

 

RZのアタッカーを務めたハタヤンは「納車されてそのままマフラー製作を依頼、その間にトラクションコントロール、ローンチモード、シャシーダイノモードなど、操作を覚えたてでしたが、実は当日ローンチモードがうまく扱えず、ロケットスタートのテストと、パドル操作のテストが出来ませんでした。WEBなどで得た情報では、ノーマルでも11秒半ばに迫るタイムが出されているようです。路面条件やタイヤなどの詳細は分かりませんが、制御をうまく味方にすれば、間違いなくもうひと伸びしそうですね」とコメント。

 

●SZ-R(DB22)計測結果

 

対するSZ-Rは、3本しか走行できなかったものの、その中で“バーンナウトなし+完全オートマ状態”と“バーンナウトあり+パドルシフト”と、2パターンの操作をテスト。結果は完全オートマ状態が0.16秒ほぼ速かった…。ほぼ誤差のようなタイムだが、それだけオートマ制御の完成度が高いということなのだろう。

 

 

ワイズ・スタイルの山路代表は「まず納車時、2.0Lターボの低速トルクの太さに驚きましたね。RZも注文しているのですが、これが3.0Lになったらどれだけ速いんじゃ?と思いましたもん。走ってみた感想は、1本目がバーンアウトなし&完全オートマシフト、2本目はバーンアウト後に軽くローンチを入れてスタートし、パドルで6500rpmシフト。そのタイム差は…たった0.16秒!? 完全オートマの方が速いなんて(笑)。3本目は、バーンナウトなしのパドルシフトで、スタートでややもたついてベストより0.17秒遅かった。馴れもありますが、オートマとトラクションの制御はかなり良く出来ているようですね」とSZ-Rを評価。

 

 

エンジン&グレードの違いによる400メートル全開時のタイム差は約1.5秒で、0-100キロ加速は約2.5秒差。セクターごとのデータを見比べると、60フィート(18メートル)までの加速はほぼ変わらないが、後半の伸びで大きく差が付いていることが分かる。RZの速さが改めて証明されたカタチだが、SZ-Rのノーマルで14秒038という記録も決して悪いものではない。いや、パワー系がノーマルでこのタイムは十分すぎるだろう。今後チューニングが進むにつれ、この差がどう変わっていくのか楽しみだ。

 

●取材協力:ワイズ・スタイル 香川県丸亀市飯山町西坂元1192-6 TEL:0877-98-0455

 

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ワイズ・スタイル

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