「NAメカチューンに拘る硬派な86(ZN6)登場!」2.0LのNAで筑波1分2秒はダテじゃない!

公開日 : 2019/12/13 11:00 最終更新日 : 2019/12/13 11:00

サーキットに照準を絞った最先端NAチューンド

 

吸排気チューンを極めたスパルタンな作り込み

 

手軽にパワーアップできる過給機チューンが人気上昇中の86&BRZ。そんな中、昔ながらのNAチューンに拘っているのが、愛知県瀬戸市の“イージーマジック”だ。レース車両のECUチューンを手掛けるなど、高い技術力を持つプロショップとして知られ、デモカーの86は2.0LのNA仕様ながら、筑波サーキット1分2秒台という速さを披露する。

 

 

その心臓部に収まるのは、ポート加工や各部のフルバランス取りをしたFA20ユニットだ。トピックはオリジナルのチタンバルブを採用していること。バルブの軽量化によりレスポンスが向上したのに加え、バルブスプリングのレートを下げることが可能になり、より高回転が伸びるようになった。オーバーホール時期を迎える車両も増えてきた昨今、NAチューンを極めたいオーナーには気になるメニューと言えそうだ。

 

吸排気系も独特だ。EXマニはポート長まで考慮して設計されたオリジナルをセット。こちらはボディを加工せずに装着できる限界の太さという50φの4-2-1集合タイプとすることで、大幅なトルクアップを実現している。

 

 

インマニは後期用を流用。これは、他車種用の84φ大径スロットルを溶接するためで、後期用はアルミのためフランジを合体させて流用したというわけだ。それに伴い、ECU-TEKで現車合わせセッティングも施される。

 

 

さらに、フレッシュエアを効率良くエンジンに導くべく、バンパー内にインダクションボックスを設置。太さのあるインテークパイプをストレートで通している。こちらは試作品となるが、イージーマジックでは製品化も睨んで様々な形状のボックスをテスト中とか。

 

 

そうした積み重ねでレース車両も顔敗けの鋭いレスポンスを手に入れた86だが、足回りにも独自のノウハウを注ぎ込む。車高調はN1ダンパーベースのオリジナル仕様で、スプリングにはハイパコを(F800ポンド R700ポンド)を導入している。

 

 

ブレーキはブレンボキャリパー+ディクセル2ピースローターという組み合わせ。ステアリングの反応を早めたいときは、ハイキャスターピロアッパーも効果的とのこと。

 

 

また、86はバンプステア(アウト)がキツイため、旋回中にクルマが外に逃げようとする傾向がある。その対策としてイージーマジックが推奨するのが、時間をかけて開発したオリジナルの“バンプステア修正キット”だ。

 

 

これはフロントロアアームの支点位置とステアリングラックの取り付け位置を変更することで、86特有のバンプアウトを修正するもの。コーナー進入でノーズの入りがスムーズになる他、ローダウン時のタイヤの片減りも抑える効果がある。

 

 

一方の室内は、サーキット専用だけにスパルタンな仕上がり。ボディのスポット増しに加えて、ロールケージを張り巡らせることで剛性アップを図る。軽量化も徹底しており、車重は約1050gまで絞り込んだ。

 

 

ホイールはウェッズスポーツTC105Nの9.5J×17サイズで、これにアドバンA050の255/40R17を組み合わせる。エアロやフロントフェンダーはイングス、GTウイングはボルテックス製をチョイスした。

 

 

他にはないマニアックかつ効果的なパーツを豊富に揃えるイージーマジック。その全ては、86&BRZのさらなる可能性を探求するため。トライ&トライを繰り返しながら生み出されオリジナルパーツ&メニューは、どれも魅力に溢れている。

 

●取材協力:イージーマジック 愛知県瀬戸市美濃池町72-1 TEL:0561-86-0933

 

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