「シビックタイプRはブーストアップでここまで速いのか!」富士1分58秒など通過点に過ぎぬ!

実測360馬力を活かしきるボディの剛体化が速さのキモ

 

今なお進化を続ける老舗のブーストアップ仕様!

 

 

発売直後から開発をスタートさせ、様々な高機能パーツを生み出しながら徐々に速さを増しているスプーンのFK8型シビックタイプR。空力とクーリング性能を徹底追求したオリジナルバンパーが、このチューンドのキャラクターを物語る。

 

 

K20Cエンジンはタービンも含めノーマル。このエンジンはとにかくヒート傾向が強いため、リリース済みの高効率アルミラジエターを装備。この他、試作のインタークーラーや高効率インマニ&エアフロも装着されている。

 

 

制御系は、米国HONDATA社のフラッシュタイプECUエディターによるリミッター解除とブーストアップを敢行。綿密なプログラムによってリスクのない実測360ps/51kgmを獲得している。

 

 

サスペンションに関しては、メインターゲットがストリートからワインディングで、“どんな路面でも安心して踏める”をコンセプトに熟成。そのための最重要ポイントとなるのがスプーンが“剛体化”と呼ぶボディ補強で、好評のスティッフプレートとリジカラに加え、アイシン製の新世代のボディダンパーMCBも追加している。

 

 

足回りでの注目は現在開発中の車高調で、ダンパーはスプーンとしては初となるドイツのKW製がベース。電子制御システムには対応しないが、前後とも8.0kg/mm設定のスプリングレートと合わせ、高い限界としなやかさを両立。駆動系には試作のLSDも組まれている。

 

 

国産で完全復刻となったSW388(9.5J×18+40)に265/35-18のRE-05Dの組み合わせ。走り重視なら、小径化(18インチ化)でタイヤインフォメーション性が向上する。

 

 

「現行タイプRのFK8は、これまでのシビックのイメージとはパワーや電子制御レベルが別モノなので、リリースから約1年かけてジックリとベース車の見極めをしてきました。ECU書き換えで350psオーバーを獲得できるパワー系は、水温の安定化が重要。そのパワーを生かすには、ボディとサブフレームの締結強度アップが効果的です」とはスプーン市嶋さん。

 

 

富士スピードウェイでこのチューンドを走らせたターザン山田は「トルク感が凄いね。下から効いてトルクがガンガン湧き上がってくる特性。ワインディング想定の足回りセッティングはややロールが大きめだけど、弱アンダー傾向の扱いやすい特性にセッティングされている。コーナー立ち上がりの加速も全く不満はない。タイムは1分58秒だったけど、詰まっちゃったからね。クリアが取れればもっと伸びるよ」と評価。

 

 

正確なラップタイムは1分58秒39だ。相当な速さだが、ターザン山田のコメント通り、このチューンドのポテンシャルはまだ上にある。決して派手ではないものの、ホンダ車の名門らしい質実剛健のアプローチでシビックタイプRを鍛え上げていく。スプーンらしさ全開の1台だ。

 

●取材協力:スプーン TEL : 0120-112-095

 

【関連リンク】

スプーン

https://www.spoonsports.jp/