「打倒GT-Rを誓って進化を続けるER34ストリートドラッグ仕様!」RB25ベースのフルチューンユニットは必見だ
2019/10/25 05:30
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心臓部はRB25改2.8L+T78-33Dタービン+NOS!
GT-Rに負けないワイドフォルムも魅力!
このER34スカイラインは、スポコン系からドラッグ仕様まで幅広く展開する富山県のA-SPECが手がけたストリートゼロヨン仕様だ。“GT-Rをカモれるマシン”がテーマというだけに、かなり気合いの入ったチューニングが施されている。
エンジンは燃焼室の容量が大きい上、加工に適したECR33用のRB25がベース。腰下にRB26用パーツを組み込んで2.8L化した完全なフルチューンスペックだが、RB26改2.8Lよりも低中速トルクが出るため、街乗りでも全く苦にならないそうだ。
タービンはブーストレスポンスと信頼性の観点からトラストのT78-33Dを選択する。
NOS追加により80ps上乗せされ、最高出力は780psに到達する。噴射の制御はモーテックのナイトロファンクションを活用し、ショットを感知すると専用マップへと移行する仕組みだ。
もちろんルックス系も抜かりなく、アメリカでも人気のボメックスエアロにBNスポーツのフロントワイドフェンダーでグラマラス感を強調。あえてリヤウイングレス仕様にして、ローフォルムを強調しているのもナイスだ。
ディフューザー形状となるボメックス製リヤバンパーとのバランスを考え、マフラーはセンター出しを選択。しかもフロントパイプからフルチタンのワンオフものだ。
定番の走り屋風の雰囲気を嫌い、カーボンボンネットはあえてボディ同色にペイント。それでいてフチだけカーボン柄をチラ見せするなど、アクセントをプラスしている。
アイデアものなのがコチラ。バイザーモニターのフレームを利用して、ブーストコントローラーのグレッディe-01をインストールしているのである。
その他、ブレーキはプロジェクトミューのビッグキャリパーキットが奢られていたり、ウエストゲートの配管をサイドステップに設けるなど、細部をチェックすると興味深いパーツ&ギミック満載のマシンに仕上がっているのだ。
打倒GT-Rを誓って進化を続けるFRスカイライン。チューニングの原点を感じるチューンドだ。
●取材協力:A-SPECエンタープライズ 富山県富山市萩原83-1 TEL:076-428-5963
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