「女性ドライバーの高木美紀が2年連続でD1ライツ名阪戦を制す!」愛車のS13シルビアは中村直樹直伝のノウハウが満載!【D1 LIGHTS】 | web option(ウェブ オプション)

「女性ドライバーの高木美紀が2年連続でD1ライツ名阪戦を制す!」愛車のS13シルビアは中村直樹直伝のノウハウが満載!【D1 LIGHTS】

排気量は2.0LのままMMPタービンを装着して440psを発揮!

 

乗りやすさを重視したセッティングで強豪選手を次々に撃破!

 

D1グランプリシリーズの下位カテゴリーとして位置付けられ、毎戦50名前後の参加者によって争われているD1ライツシリーズ。先日、奈良県の名阪スポーツランドにて開催されたシリーズ第4戦では、これまで目立った成績を残せていなかった高木美紀(タカギ ミキ)選手が、単走決勝から良い走りを決めて2位通過!

 

追走に入ってからも好調さをキープ。先行では素晴らしい走りを決め、後追いでは先行車にピッタリと入り込む追走で強豪選手たちを次々に撃破。決勝戦でもその勢いは衰えず、1本目から中川選手の懐に入り込み、2本目も逃げ切りに成功! 2018年の名阪戦での優勝がフロックではなかったことを証明する、見事な戦いぶりで優勝を決めたのだ。

 

 

高木美紀選手がD1競技に参加しはじめたのは2010年のころ。最初はD1レディースリーグやD1西日本シリーズに参加していたが、徐々に戦績を上げてきたことでD1ストリートリーガルシリーズにも出場するようになり、ライセンスもこの時期にD1GPライセンスへと昇格している。D1ライツシリーズとなってからは年間エントリーしており、昨シーズンは最終戦までもつれるチャンピオン争いを繰り広げた超実力派の女性選手だ。

 

 

開幕戦の備北では、チームではスポッターを務め車両製作にも携わっているD1GP選手の中村直樹さんのマシン(2.2Lエンジンが搭載されたPS13シルビア)で参戦していたが、第3戦の日光からは高木選手がもともと所有していたPS13シルビアにスイッチ。パワーは中村シルビアよりも低いが、乗りやすさはこちらが上とのことだ。

 

排気量は2.0Lのままで、東名ポンカムとメタルヘッドガスケットが入れられたSR20DETエンジンに、サイズ的にはHKSのGT3037と同程度というオーストラリアのMMP製タービンをインストール。ブースト1.5キロ時に440psを発揮している。

 

 

車高調はスタンスで、バネレートは標準となっているフロント8kg/mmのリヤ5kg/mmのまま。ロアアームはS14純正を流用しており、中村直樹さんのお店であるN-styleナックルを装着している。

 

 

メンバーはS13純正ベースで各部にプレートなどを駆使して補強を敢行。装着はリジットではなく、メンバーカラーとURASのパイナップルを併用したボルト留めだ。アーム類はオリジンラボ製を装着する。ミッションはHPI製でファイナルギヤは4.1を使っている。

 

 

昨シーズンの途中からヴァリノタイヤのペルギア08Rを愛用。サイズはフロントが245/40-17で、リヤは265/35-18だ。「どちらかと言うと食わないタイヤを扱うほうが得意」という高木選手なだけあって、グリップ力が高いと評判のペルギア08Rに慣れるのには時間がかかったそうだが、今では「使いこなせているわけじゃないけど、活かす走りができるようになった」とのこと。

 

 

室内はオーソドックスな作りになっており、追加メーター類はセンターコンソールにまとめられているのが特徴だ。シフトノブは昔から愛用している水中花タイプだ。

 

 

ハンドルはN-styleの33φ。シートにはブリッド・ジータIIIの女性向けバージョン「VERIA」を装着している。

 

 

ボディはもともとロールケージなどが入れられた状態の車体を買ってきたため、追加で補強した箇所はほぼないそうだ。

 

 

追走トーナメントの決勝戦。よく名阪で一緒に走るという中川選手が相手なだけに、高木選手は1本目から近い距離の後追いを決めてアドバンテージを稼ぐ。

 

 

入れ替えた2本目は、後追いの中川選手がスタートで手間取ったこともあって大きく引き離した状態で競技区間をクリアした高木選手。あっさりと優勝を決めた。

 

 

D1ライツシリーズの名阪戦で2年連続の優勝という偉業を成し遂げ、シリーズランキングも一気に8位までポジションアップした高木選手。「去年はチャンピオンが届く距離にいたから必要以上に意気込んでしまったけど、今年はようやく結果が出たって状態なんで、オートポリスは初めてのコースやし、とにかく楽しんでいけたらいいな〜と思ってます」と次戦への意気込みを語ってくれた。

 

首位とは13ポイント差と離されてはいるものの、まだまだ十分に逆転可能な距離。最終戦での活躍に期待したいところだ。

 

TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO

 

【関連サイト】

▶︎D1公式サイト◀︎

▶︎D1ライツ第4戦レポート◀︎





 

関連ニュース