「目指すは日本一速いシビックの称号!」865キロの軽量ボディとK24改300馬力の心臓部で勝負! | web option(ウェブ オプション)

「目指すは日本一速いシビックの称号!」865キロの軽量ボディとK24改300馬力の心臓部で勝負!

K24搭載シビックで、北海道から「筑波日本一」を目指す!

 

865kgまで軽量化されたボディに300psのエンジンをドッキング!

 

平成9年のデビュー以来、20年以上の長きにわたってサーキットマシンとして絶大な人気を誇るEK9・シビックタイプR。リッターあたり100馬力オーバーという、当時では常道を逸したポテンシャルの高さは、多くのサーキットフリークを虜にしてきた。その人気の高さから中古車市場の価格も高騰していることは言うまでもない。

 

 

ここで紹介するシビックは、筑波サーキットで「日本一速いシビック」を目指して製作されたマシン。元は耐久レースで遊ぶために製作されたが、チューニングをステップアップさせていく内にタイムを追求するようになり、北海道内だけではなく本州のサーキットにも遠征。現在は筑波でのタイムアタックがメインで、そのために様々なチューニングが施され、北海道随一のサーキットである十勝スピードウェイでセッティングが煮詰められている。

 

ちなみに筑波でのベストタイムは56秒7、セッティングで走行している十勝クラブマンコースでも1分24秒台という、NA/FFマシンとは思えない驚異的なタイムをマークしている。

 

 

このマシンの製作を担ったのは、札幌市にあるテクニカルガレージGNRと、北海道唯一のRH9加盟店としてお馴染みのプロショップ・ガレージライズアップだ。また、このシビックのオーナー自身も製作やセッティングに携わっており、作り手と乗り手の意見が集約された仕上がりになっている。

 

 

エンジンは、エリシオン用のK24エンジンをベースにしたアメリカ製コンプリートユニットで、NAとしては驚異的な約300psを発生する。エンジンマウントはハスポート製、4連スロットルやインマニ等も海外製を組み込んでいる。オーナー曰く、K型エンジンの魅力は豊富なアフターパーツとパワー感、過酷な走りを続けても壊れにくい耐久性の高さなのだとか。

 

 

K24のコンプリートエンジンは、ガレージライズアップが所有するダイナパックを使用し、オーナー自らがセッティングを行っている。使用するECUはハルテック、乗用回転数は8000rpm(8300rpmレブ)で、最高出力は約300psをマーク。

 

 

全開タイムアタックによるエンジンの発熱をセーブするため、DRL製のラジエター&オイルクーラーをVマウント化して装着。エンジンルームから熱されたエアを抜くための加工もしっかりと施されている。水温と油温をベストな状態に保つことで、過酷な条件下においてもエンジンが持つポテンシャルを100%発揮できるのだ。

 

 

ボルテックス製のアンダーパネルや、オリジナル製作されたワイドフェンダーが目を引くフロントビュー。フェンダーは内部加工も施されており、現在装着しているタイヤサイズは295/30R18(アドバンA050-GS)。今後、更なるタイムアップを狙うべく、サイズを315に変更予定との事。

 

 

超巨大なGTウィングはボルテックス製。装着したことによってリヤに安定感が生まれ、タイムアップに大きく貢献してくれている。リヤタイヤはアドバンA050の235/40R17をチョイス。

 

 

スポット増しと8点式ロールケージでボディ補強も抜かりなし。これだけの補強がなされていながら、ボディパーツの軽量化を施すことで、車重はなんと865キロ。今後、更なる軽量化を施し、最終的には840キロくらいまで落とすのが目標なのだとか。まさに「軽さは武器」だ。

 

 

重要なフットワークは、オーリンズをベースにオリジナルセッティングが施された車高調をセット。しなやかに路面を追従するその動きは、様々コースレイアウトにも柔軟に対応してくれる。ちなみにバネレート等のセッティングは「企業秘密」だそうな。

 

 

タイムアタックのキモでもあるブレーキ系統はエンドレス製で統一。フロントにはキャリパーとパッドが、リヤにはパッドがそれぞれ装着され、筑波や十勝での過酷な走行時でも強烈なストッピングパワーを発揮する。

 

 

「レース用マシン」と呼ぶにふさわしいスパルタンな室内。余計なモノは全て排除され、必要なモノのみ装着されている。メーターはハルテックECU専用で、シートは最近リリースされたばかりのレカロ製をチョイス。

 

 

全体的にかなり仕上がった感のあるシビックだが、オーナー曰く「まだまだ煮詰められる」そうで、今後は更なる軽量化やタイヤサイズの変更、足回りのセッティング等を行い、最終的には筑波55秒台、十勝クラブマンコース22秒台、十勝ジュニアコース45秒台が目標とのこと。今後のタイム更新に期待したい。