「あの頃、僕たちはシルエットフォーミュラの虜だった」走り屋たちを魅了したTOMICAスカイラインRSターボの勇姿【Play Back The OPTION】
公開日 : 2019/08/16 13:30 最終更新日 : 2019/08/16 13:30
TOMICAスカイラインRSターボという伝説
誰もが憧れたスーパーシルエットの雄姿
OPTION誌1982年8月号の見開きを飾った、ニッサン・シルエットフォーミュラマシンの代表格「TOMICAスカイラインRSターボ」。
そんな中、ハコスカ以来10年ぶりにサーキットへとカムバックしたR30ベースのTOMICAスカイラインの人気は別格だった。なにせ、富士スピードウェイのグランドスタンドが、このマシン目当てのファンで埋まるほどだったのだから。
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スカイライン・ターボ
4VALVE DOHC RS-TURBO
OPTION待望のスカイライン・ターボが登場した。スーパーシルエット用の化物マシンだ。このモディファイぶりにはポルシェ935なんかメじゃない。あのスカG・Rは現代的な「超スーパー・スカイライン」として蘇ったのである。あくまでも低く、ワイドなボディは、まさに地を這うスペース・ファイターの姿だ。
その正体は、新設計セミ・モノコックフレームにスカイラインの皮を被せただけ。
心臓部はLZ20B型2リッター・DOHC4バルブに、巨大なエアリサーチ製T05Bターボで武装されている。最高パワーは570ps。そして、55kgmの強力なトルクが凄い。
デビューレースは炎上というショッキングな事態が発生したが、化物の出現にふさわしい出来事でもある。
もう、コイツから目が離せない。サーキットに復活したスカイライン、万歳!
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TOMICAスカイラインはその名の通り、トミカ(ミニカー)の世界では今現在もプレミアムが付くほどの大人気車種。ひと目で分かる、あの長谷見選手が歴史を作った伝説の一台。まさに“万歳!”だ。
[OPTION 1982年8月号より]
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