「2.3Lハイコンプエンジンを武器にS2000と真っ向勝負するNCロードスター!」S耐マシンと同等のタイムを叩く実力! | web option(ウェブ オプション)

「2.3Lハイコンプエンジンを武器にS2000と真っ向勝負するNCロードスター!」S耐マシンと同等のタイムを叩く実力!

高圧縮化した2.3Lエンジン換装で勝負!

 

S2000や86&BRZと真っ向勝負するためのチューニング

 

年に1度、地元の鈴鹿サーキットで『ロドBAKA(ロードスター好きばかりの走行会)』を主催するなど、ロードスターで走る楽しみを訴求してきた『オリーブボール』。根っからの走り好きである近藤代表が、同じ2.0LのNAモデルである86やS2000に負けないようにと製作したのがこのNCEC。一般ユーザーの参考になるようにナンバー付きに拘り、ステップアップしてきたデモカーだ。

 

 

「街中で乗りやすいけど、サーキットでも速さがある。そんな仕様を意識しています」と近藤さん。とはいえ、前述のライバル勢と張りあうには、それなりのチューンが必要になる。現状は“イケるところまでいく”を合言葉にNCチューンの限界に挑む。自身のドライブで鈴鹿のベストタイムは2分26秒台。S耐のNCが2分24秒ほどで走るというから、その速さもご想像いただけるはずだ(取材時/2017年)。

 

 

というわけで、NC乗り垂涎もののスペックを見てみると、エンジンはアテンザなどに搭載される2.3LユニットのL3-VEに換装。これにオリジナルの鍛造ピストンやH断面コンロッドを組み込んだ他、ヘッドにはコスワースのビックバルブやハイカムを導入。ハイコンプ化も果たすことで、豊かな低中速トルクとレブリミット8300rpmまでストレスなく吹け上がる特性を実現した。

 

 

ちなみにスロットルは、RX-8用と純正(60φ)を合体させた70φ大口径タイプをインストール。ドライカーボン製サージタンクはワンオフのインマニによりドッキングされる。制御はECU-TEKが担い、アクセル全開のままシフトアップできるフラットシフトや オートブリッピング機能も実装している。

 

 

排気系は、エキマニ&キャタライザーがHKS製でマフラーはR1チタンマフラーをチョイス。NCECでは装着率があまり高くないマフラーだが、性能面には十分に満足しているとのこと。軽量化効果も侮れない。

 

 

増大したパワーを受け止めるべく、足回り&ボディチューンにも着手。十分なストローク量を確保したオリジナルのドッグ・トゥース車高調は、路面からの突き上げ感をなくす方向でセッティング。リヤのアッパー&ロアアームなどはピロ化してストレスをなくし、フロントには偏心カムを入れてキャンバーを確保。高速コースで強くなる傾向というプッシングアンダーの解消に務めている。スプリングはスウィフトで、レートはフロント14kg/mmのリヤ9kg/mmを組んでいる。

 

 

ブレーキは、4ポットキャリパー&RX-8サイズの大径ローターを組み合わせたオリジナルのシステムを投入。ワイドトレッド化や強力なグリップより負担が増大したハブはRX-8用を流用して対策する。

 

 

さらに、ボディは片側15mmワイドとなるオーバーフェンダーを装備して、アドバンA050の265/35-18を押し込む。GSコンパウンドを選ぶが、それでもグリップ力が足りないと感じるほどのパワー感なんだとか。高速コースでのプッシングアンダーを抑えるべく、フロント4度、リヤ3度と多めにキャンバーを付けている。

 

 

 

一見するとカーボンドアや前後オーバーフェンダーがハードな印象を与えるが、じつはエアコン付きの快速スペック。サーキットに自走で行く時はウイングを外せば何も問題ない合法仕様となる。まさに至高のストリートスペックと言えそうなNCEC。メカチューンの楽しさを追及したその仕上がりに、憧れを抱くオーナーも少なくないはずだ。

 

スペック

■エンジン(225ps/24.5kg-m):L3-VEエンジン換装(圧縮12.6:1)、オリーブボール88φピストン、H断面コンロッド、クランクバランス取り、カーボンインテーク、RX-8用改70φスロットル、アルミラジエター/コスワース ハイカム(IN264度 EX266度)、ビックバルブ、バルブスプリング/HKSエキマニ&キャタライザー/サード350ccインジェクター/R1チタンマフラー/ECU-TEK/HPIオイルクーラー/オイルポンプ/TODA強化クラッチ/クスコ タイプRS ■サスペンション:オリーブボール車高調(F14kg/mm R9kg/mm)/各部ピロ化 ■ブレーキ:オリーブボール ビッグ4ポットキャリパーセット ■ホイール:ボルクレーシングZE40(FR9.5J×18+30) ■タイヤ:アドバンA050(FR265/35R18) ■インテリア:オレンジボール 4点式ロールバー、ブリッド バケットシート×2 ■エクステリア:ガレージベリー フロントバンパー/ジェットストリーム サイドステップ/オレンジボールGTウイング、前後オーバーフェンダー/村上モータース カーボンドア

 

●取材協力:オリーブボール 三重県亀山市長明寺町726-7 TEL:0595-83-2167

 

【関連リンク】

オリーブボール

http://www.olive-ball.com