「前期型のR35にこのタービンを組めばGT-R NISMOをも喰える!」ブリッツがR35専用の純正交換タービンキットを発売!
公開日 : 2019/06/30 05:30 最終更新日 : 2019/07/02 19:40
リフレッシュにも最適な純正交換タイプのハイフロータービン
キャパシティはNISMOタービンをも凌ぐ
国内最高峰のスポーツモデルとして君臨するR35GT-Rだが、発売から10年を超えたこともあり初期モデルに関しては、重整備が必要になってくる時期だ。
その一方で、年々アップデートされるイヤーモデルに対して遅れをとった性能を挽回したいという前期型オーナーも少なくない。
そんな事情を見越したパーツメーカー「ブリッツ」では、新規で現行モデルの開発車両を投入。性能を検証しながら、後期型はもちろん前期型オーナーまで納得するパーツ開発を展開している。
その中でも今回注目したのがボルトオンターボキットだ。これは、キャパシティ的にはフルタービンキットにも迫る700psの風量を誇りつつ、パワー特性は下から純正タービンに劣らないという理想的なスペックを実現したもの。
これは、NISMOモデルと同じGT3という型式のタービンをベースにハイフロー化を実施。コンプレッサーブレードにはコスト度外視でアルミ削り出しのビレットタイプを投入し、径を大きくしつつ、ギリギリまで削り込める製法の優位性もあり、わずかながらブレードの軽量化(約1.8グラム)も達成している。
一方のエキゾースト側はGT3と同サイズのブレードを採用する。やや詰まり気味のスタンダードタービンに比べ、スッキリと伸びていくブースト特性がポイントだ。
アクチュエーターは中期モデル以降に採用されている高圧タイプをベースに、より繊細なセッティングや同調が行えるよう調整式を投入した。
キット構成はエキゾーストハウジング一体型のエキマニまでセットとなり、ブリッツ製品のタービン名称は「4862GTR-700R(80万円)」となる。
社内テストでは、前期モデルの標準車と比べ100ps近い出力向上を確認している。しかもパワーグラフを確認すると全域でパワー&トルクカーブが跳ね上がっているのである。そのパフォーマンスの高さはもはや疑いようがない。
装着はボルトオンだが、燃料系がノーマルのままだとキャパシティが不足することになるので、燃料系統とECUのリセッティングは必須だ。とはいえ、チューニングが成熟期を迎えているR35なので、信頼できるショップに装着を依頼すれば技術的な問題は全くないだろう。
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