「エンジン不調に悩むRX-8オーナー必見!」ロータリーの巨匠が手がけるコンプリートエンジンという選択肢

公開日 : 2019/06/21 11:20 最終更新日 : 2019/06/21 11:20

匠が作る13B-MSPハイチューンエンジンという選択肢

 

過走行のRX-8をエンジンオーバーホール+αで復活!

 

SE3Pに搭載されている13B-MSPはエンジンの寿命が近づいても症状が出にくく、オーバーホールのタイミングが非常に分かりにくいとRSパンテーラの佐藤代表は語る。

 

 

「13B-MSPはジワジワとパワーダウンするため『何かパワーが無くなったかな?』くらいにしか感じないと思います。それでも走ろうと思えば走れてしまうので、明確な症状として分かるとしたらアイドリングが不安定ということくらい。特に何もしていないのにエンストするエンジンはもう寿命ですね」とのこと。

 

原因はハウジングに傷が入って圧縮が抜けてしまうため。特にエアフィルターをムキ出しタイプのものに交換しているクルマは、寿命が短くなる傾向が強いという。

 

「タービンやインタークーラーなどの障害物がありませんので、砂などの小さい異物がエアフィルターを通過した場合、エンジン内部まで到達する可能性が極めて高いんです」と佐藤代表。

 

 

ロータリーエンジンは燃焼室が移動しながら燃焼する構造のため、異物がサイドシールやアペックスシールとハウジングの間に挟まりやすく、キズになってしまう危険性が極めて高いのだ。そのため寿命が短いクルマだと5万km前後、平均でも8~9万kmで寿命を迎えてしまうことが多い。このあたりの走行距離でアイドリングが不安定になっていたら要注意というわけだ。

 

 

RSパンテーラには、エンジンオーバーホールを求めるRX-8ユーザーが日々訪れているという状況だが、そうしたユーザーに向けて展開しているのが、コストパフォーマンスに優れるメニュー『レネシスハイチューンエンジン』だ。

 

RSパンテーラが在庫しているエンジンをベース(ハウジングは新品使用)に、ポート研磨やバランス取りなどのNAロータリーフルチューニングを行なって仕上げるというもの。

 

 

まず、3段階で開く吸気ポートは、霧化などを考えてそれぞれ加工の度合いを変更。同時に段つき修正やポートの拡大もおこなわれるため、レシプロエンジンでいうところのポート研磨&ハイカム交換の状態になる。

 

 

超高回転でのみ開くオギジュアリー(第3吸気)バルブは、空気の流速を高めるために鏡面加工が施される(※スタンダードは通常の砂落とし加工)。

 

 

密閉製に関わるシールは、マツダの純正サイドシールではクリアランス調整ができないため独自ルートで入手したクリアランス調整可能なサイドシールを使用。この作業によってパワーが出ると共に寿命の長いエンジンができるそうだ。

 

 

その他、ノーマルだと最大で40gも差があるというローターの重量バランス合わせや、機械加工によるエキゾーストポートの最適化、初期馴染みなどを良くする加工などが施された状態で組み付けられていく。載せ換えまで含めた作業日数は1週間~10日ほど。気になるプライスは、76万8000円(油脂類込みのエンジン脱着工賃は約12万円)だ。

 

「最近では、メタポンのヒューズがダメになるケースもあるし、ウォーターポンプが終わってる個体も多いです。そのあたりも気をつけたいですね」。

 

 

こうして組み上げられるチューンドエンジンは、過走行の純正エンジン(8.8万km)と比べてパワーで25.1ps、トルクで3kgmアップと圧倒的なパフォーマンスをダイナパックで証明。実際に乗り比べても、明らかにトルクフルでレスポンスがいい印象。NAエンジンでこれだけ変わるという結果と費用を考えれば、コストパフォーマンスの高いメニューであると言えそうだ。

 

 

●問い合わせ:RSパンテーラ 静岡県富士宮市北山5220-2 TEL:0544-58-4837

 

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RSパンテーラ

http://www.rspantera.com