「2018年D1グランプリ王者の横井昌志がD1ライツシリーズにチームを率いて参戦!」若手&ベテラン選手コンビで上位を狙う! | web option(ウェブ オプション)

「2018年D1グランプリ王者の横井昌志がD1ライツシリーズにチームを率いて参戦!」若手&ベテラン選手コンビで上位を狙う!

MCR Factory

開幕戦はまさかの両者単走敗退も、今後に期待ができる走りを披露!

 

2019年シリーズの台風の目になるか!?

 

D1グランプリシリーズへのステップアップを目指すための下位カテゴリーとして知られているD1ライツシリーズに、2018年D1グランプリシリーズのチャンピオンとしての経験を持つ横井昌志選手がチームを作って参戦した。

 

ドライバーは若手の有望株とも言える横田宏延選手と、ベテランの最上弦毅選手の2名で、横井選手は監督兼スポッター(ドライバーに走りの良し悪しを外から見て伝える)、さらにマシンのメンテナンスアドバイザーとしてチーム支えていく。

 

先月末に開催されたD1ライツシリーズ開幕戦の備北大会では、ふたりとも練習走行から完成度の高い走りを連発!「本番でも台風の目になるか!?」とも思われたが、単走決勝では2本とも失敗して得点を伸ばすことはできず敗退した。

 

しかし、練習走行の好調さや、監督である横井選手が「最上くんは完成度もよかったし、横田くんも場慣れしていないだけ。なんともいえないけど、慣れてくればいけるんじゃないかな」と言っていたことから、今後は活躍が期待される。

 

 

一人目のドライバーは、横井選手が2代目リーダーを務める走り屋チーム『マインドコントロール』に2015年くらいから加入したメンバーであり、D1ライツシリーズの下位に位置するD1地方戦シリーズのミドルウエストディビジョンにて、2018年にシリーズ2位を獲得した横田宏延選手(29歳)だ。

 

 

愛車はS15シルビアで、エンジンはSR20DETで2.0Lのまま。HKSのハイカムとガスケット、GT3037タービンを装着し、ブースト1.4キロ時に430psを発揮する。普段の走行では耐久性を考慮し、ブースト1.2キロの400psくらいで走行している。

 

エンジン製作やセッティングはMCR Factoryが担当し、それ以外の部品交換や装着はDIYでこなす。D1地方戦仕様からD1ライツ仕様へ変更は、ロールバーから消火器、レーシングハーネスやキルスイッチの装着など多岐にわたり、かなり大変だったそうだ。

 

 

車高調がD-MAXのドリフトスペックでバネレートは吊るしのまま。アーム類やナックルもD-MAX製品で揃えられており、横井選手がD1グランプリシリーズで使用しているS15シルビアとパーツ構成は変わらないそうだ。タイヤはナンカンのNS2Rで、フロントは255/35-18、リヤには265/35-18を履く。

 

 

「追走に残る残らないじゃなく、100点を狙って思い切りいった」という横田選手は、1本目に気合いを入れて望んだものの、振り出しで角度をつけすぎて失敗。後がなくなった2本目は、気持ちが走りに出てしまったか、1本目とは逆に小さくなりすぎたことで得点を伸ばせず、敗退する結果となった。

 

「ダメでしたね…。備北は大会の3週間前にクルマを借りて少し走ったくらいでしたけど、横井さんのおかげで決まればいけるってとこまで走りが仕上がったんです。今シーズンは名阪以外ぜんぶはじめてのサーキットだけどなんとかなりそうな予感はしてます」と今後のラウンドへのリベンジを語っていた。

 

 

そしてもう一人のドライバーは、YZサーキットで横井選手と知り合い、いろいろ相談するうちにサポートしてもらえるようになったという最上弦毅選手(34歳)だ。D1地方戦シリーズには2009年から出場しており、途中で転職したことから時間に余裕が生まれ、2015年にシリーズ8位を獲得してD1-Aライセンスを獲得。翌2016年からはD1ライツシリーズの前身となるD1ストリートリーガルに出場するようになった。

 

 

マシンは180SX(RPS13)で、エンジンはSR20DETで排気量は2.0Lのままだが、ハイカムとガスケットを追加してGTX3076Rタービンを組み合わせてF-CON Vプロで制御。ブースト1.5キロ時に450psを発揮するスペックだが、普段はブースト1.2キロに抑えて走っている。ミッションはニスモの6速だ。

 

 

 

車高調は以前のマシンから使っているDG-5。アーム類やナックルはD-MAX製品で揃えている。今後は車高調もD-MAXで揃える予定とか。タイヤはナンカンのNS2Rで前後とも265/35-18サイズを履く。

 

 

公式練習では好調だった最上選手。しかし本番の単走決勝1本目では、最終コーナーでの減点を意識しすぎて車速が伸びず、審判席前のアウトゾーンを通過できない減点が入ってしまい97点台の得点。2本目は振り出し後のシフトダウンで一瞬ギアが入らなかったことでアクセルオンのタイミングがずれ、ハーフスピンとなり、2本とも得点を伸ばせず敗退。

 

それでも「横井選手が現場でアドバイスしてくれるのは大きいです。去年の備北ではハマっていい走りができなかったけど、今回は早い段階でいい走りに辿り着けましたから」と次戦に向けての手応えを掴んでいた。

 

 

 

 

 

公式練習がおこなわれた土曜日の夕方には、横田選手のマシンの第1メンバーがはがれたとのことで、横井選手が自ら溶接機を持って修復するシーンが見られた。例年だとD1グランプリシリーズのトップ選手としてD1ライツシリーズの審判員を頼まれることのある横井選手だが、今年はそれらの依頼を断ってチームの躍進に専念するそうだ。

 

TEXT&PHOYO:Daisuke YAMAMOTO

 

【関連リンク】

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